アストンマーティン ヴァンキッシュ 試乗レポート/桂 伸一(1/2)
- 筆者: 桂 伸一
歴史の重さを感じさせる別世界
しばし”別世界”に行って来た・・・。
嘗てはイギリス貴族のスポーツカーとも言われたアストンマーティンが送り出す最高峰、ヴァンキッシュの試乗会にである。
「アストンマーティン」は1913年に誕生する。イギリス、バッキンガムシャー・ニューポートパグネル。アストンマーティンの創設者ライオネル・マーティンが自らのミドルネームと、所縁のアストン・クリントンの地名を組み合せて命名。
そこから現在、ニューポートパグネルにあるのがアストンマーティン・ワークス。ここは新型はもちろん、往年のファンから慕われるヘリテージセンターもある。そのファクトリーに一歩足を踏み入れると“宝”の山山山!!
ポール・マッカートニーが所有したDB6。映画 最新作「007 スカイフォール」劇中車のDB5。日本からオーダーを受けて新車状態にレストアされたDB5他、ロイヤルウエディングのDB6ボランテもここから送り出された。往年のレーシングマシンであるDB3SやDB2など歴史の重さをずしりと感じる。
エンジンはクランクケース以外新設になり、V12としては過去最高の出力573ps/63.2kgmを発生。速さを数値で示すと0-100km/h加速4.1秒。最高速度は295km/h!!
アストンマーティン・ワークスの前にずらり並んだヴァンキッシュの中から割り当てられたのは、何故か左ハンドルのその名も『スカイフォール・シルバー』。
クリスタルに埋め込まれたチップを持つ長方形のキーを、センターコンソール上部に押込むことで電源ONと同時に6L V12気筒エンジンは盛大な“ひと吠え”とともに点火する。
道幅は狭いが日本と同様の左側通行の道路を「ヴァッキンガムシャー2012」のルートブックに沿って駆る。交差点では右から来るほうが優先など、微妙に違う交通規則に注意しながらアクセルを踏み込んで行く。
12気筒が爆発し、活動する鼓動、共鳴するサウンドは何ものにも例えられない深みと重奏の音色が独創的だ。これまでの最高峰であるDBSと比べて、低回転域では音質に変化はないが、より迫力の音量が響くようになった。アクセルをひと踏みすると、さらに中~高回転域ではより甲高いV12サウンドに変化!!“血湧き肉踊る”感覚だ。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。