アストンマーティン ヴァンキッシュ 試乗レポート/桂 伸一(2/2)
- 筆者: 桂 伸一
オールカーボン製ボディの威力はそこかしこに感じられる剛性感にある。同時に激しい凹凸で示すヴァンキッシュのサスペンションストロークの豊かさと、突き上げや硬さの類をまったく感じさせないいかにも高品位な乗り味の良さ、コンフォート性の高いショックアブソーバーのチューニングにも目を見張る。
DBSでは2モードだった走行モードは、ヴァンキッシュではノーマル/スポーツ/トラックと、3つの走行モードが用意された。サスペンションはノーマルが最もソフトで、バウンド~リバウンドもサルーン並みにソフトな仕様。もっとも、この路面で最高160km/hも出して確認しているので、通常走行ではこの激しい上下動まで行かない“ハズ”。
スポーツは、エンジンのマップが違い、シフトポイントもより高い回転域を多用する。同時にステアリングの手応えや操舵感にも重さが増える。サスペンションはハードに設定しているが、ノーマルも含めて、そのモード内で5段階にソフト~ハードを繰り返す設定。
最強のトラックは、サーキット走行も可能なほど超高速走行でボディの姿勢を安定させ、駆動の伝達能力を最も高めている。車輌安定装置のDSCの機能も70%残してある。
結局、試乗ルートにそれ以上高速走行をできる場所もなく、「それは日本のサーキットで確認してほしい」と言われ、“テイリンガム・ホール”と呼ばれる400年の歴史を誇るマナーハウスに戻って、ウルトラプレミアムなスポーツカーのテストは終了。
“イギリス人でもめったに入れない”という今回の宿泊場所であるテイリンガムホールにヴァンキッシュで乗りつける。そんな光景も別世界感そのものであった。
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