伝説の名を冠したアストンマーティンのフラッグシップが誕生! DBS スーパーレッジェーラ|発表会レポート
- 筆者: 松田 タクヤ
- カメラマン:松田 タクヤ
アストンマーティン史上最高のパフォーマンスを誇るGTカーが登場
2018年6月27日、イギリスの名門スポーツカーメーカー、アストンマーティンから新たなフラッグシップモデルとなるGTカーが発表された。その名も、DBS Superleggera(スーパーレッジェーラ)だ。
DBSとはアストンマーティンが1967年に初めて使用したアイコン・モデルの名称であり、スーパーレッジェーラは、イタリアのコーチビルダー、トゥーリングが先鞭を付けた革新的軽量構造へのオマージュとなっている。
Vanquish S(ヴァンキッシュ)の後継モデルとして登場したDBS スーパーレッジェーラは、最高出力725PS、最大トルク900Nmを誇る5.2リッターV型12気筒ツインターボエンジンが搭載されている。その最高速度は211mph(約340km/h)に達し、0~100km/hまでの加速に必要な時間は3.4秒、0~160km/hまでの加速は6.4秒という驚愕のパフォーマンスを誇り、言うまでもなく今までに存在していたアストンマーティンのスーパーGT達の性能を凌駕するスペックを持っている。
東京港区にあるアストンマーティン東京で行われたジャパンローンチイベントには、アストンマーティンジャパンのマネージングダイレクターである寺嶋正一氏のほか、この日の為だけに来日したアジアパシフィック プレジデント パトリック・ニルソン氏が出席した。
アストンマーティンらしい、個性的かつ流麗なボディパネルを纏った最新のスーパーGTカー、DBS スーパーレッジェーラ発表会の模様をレポートする。
DBS スーパーレッジェーラはあらゆる意味でアストンマーティンのフラッグシップ
最新鋭のアストンマーティンデザインとエンジニアリングが取り入れられたDBS スーパーレッジェーラは、アストンマーティン史上もっともパワフルなフラッグシップとして登場した。そのプロポーションには、まるで鍛え上げられたアスリートのようなアグレッシブさを連想させる。
力強く流麗に描かれたラインと最先端の空力学を融合させたボディは、激しく押し付ける風の抵抗を切り裂きながら、そのボディ形状によって自らを路面に押しつけ、強大なダウンフォースを生むという。
発表会に出席したアジアパシフィック プレジデント パトリック・ニルソン氏は「DBS スーパーレッジェーラは、栄光の名前が復活しただけでなく、アストンマーティンのスーパーGTセグメントの頂点に君臨します。
軽量カーボン・コンポジットとアルミニウムによるボディはどこから見ても美しく、5.2リッターV12ツインターボエンジンが発生する強大なトルクはどの回転域からでも強烈なレスポンスを見せてくれます。さらに、あらゆるレベルのドライバーが運転できるようなセッティングも施されています。
印象的なスタイリングとこだわり抜いたエンジニアリング、そして圧倒的なポテンシャルを備えた新型DBS スーパーレッジェーラは、あらゆる意味でアストンマーティン・フラッグシップの名にふさわしい1台に仕上がっています。」とコメントした。
DBS スーパーレッジェーラは知的で獰猛なバットマンがイメージ
アストンマーティンジャパン、マネージングダイレクターである寺嶋正一氏はDBS スーパーレッジェーラについて以下のようにコメントした。
「みなさんはバットマン映画を見たことがあるでしょうか? バットマンに変身する前の役者はブルース・ウェインと言う方ですが、彼は知的でカッコよく、クールなジェントルマンです。
彼をDB11に例えると、このDBSは変身した後のバットマンです。DB11のクールで知的なイメージはそのままに、獰猛さと高い性能を兼ね備えたスーパーGT、これこそがDBS スーパーレッジェーラなのです。
DBSという名称は50年以上に渡ってアストンマーティン・ブランドにとって重要な役割を果たしてまいりましたが、これからはさらに皆様に愛される名称として、アストンマーティン・ブランドに君臨していくでしょう。」
DBS スーパーレッジェーラの希望小売価格は、発表されている情報によると225,000ポンド(英国)、274,995ユーロ(ドイツ)、304,995ドル(米国)となっている。日本への納車は、2018年第3四半期から開始され、寺嶋正一氏の話によると、価格は3500万円前後を予定しているとのことだ。
アストンマーティンの頂点として圧倒的な存在感とカリスマ性を訴えるDBS スーパーレッジェーラは、最大のライバルと言われているフェラーリ 812スーパーファストのトルクを約25%上回る驚愕のパフォーマンスを引っさげて登場した。フェラーリのみならず、世界中のあらゆるGTカー達に追われる存在となりそうだ。
[Text:松田 タクヤ(オートックワン編集部) Photo:松田 タクヤ/アストンマーティン]
アストンマーティン DBS スーパーレッジェーラの主な特徴
■軽量カーボン・コンポジットと最新世代軽量接着固定アルミニウム構造によるボディ
■720ps、900Nmを発生させるアストンマーティン製5.2リッターV型12気筒ツインターボエンジンを搭載
■0~100km/h加速3.4秒、0~160km/h加速6.4秒、最高速度は340km/hに到達
■アストンマーティン史上最大のダウンフォースは、最高速度域で180kgに到達
■アクティブバルブや4本出しのテールパイプによる印象的でパワフルなエキゾーストサウンド
■ZF製8速オートマチック・トランスミッションをリアに搭載
■標準装備の21インチYスポーク鍛造ホイールのほか、軽量21インチツインスポーク鍛造ホイールも用意
■DBS Superleggera専用に開発されたF265/35ZR21、R305/30ZR21のピレリ製タイヤ
■F&Rベンチレーテッドディスクブレーキ(カーボンセラミック製)
■フロント鍛造ダブルウィッシュボーン・サスペンションとリア・マルチリンク・サスペンション
■最新世代のアダプティブ・ダンピング機能を標準装備
■機械式リミテッドスリップ・ディファレンシャルとトルク・ベクタリングを採用
■独特の芳香を漂わせるソフトなレザーとアルカンターラによる内装
■Sports Plusパフォーマンス・シート/ステアリングホイールが標準装備
■GT、Sport、Sport Plusの3つのドライブモードが選択可能
■キーレスエントリー、タイヤ空気圧モニタリング・システム
パーキング・ディスタンス・ディスプレイ付き360°カメラ、パーキング・アシスト
DAB、Bluetoothオーディオシステム、電話ストリーミング、iPod/iPhone接続機能
USB再生機能、インテグレーテッド・サテライト・ナビゲーション・システムやWi-Fi機能も標準装備
アストンマーティン DBS スーパーレッジェーラの主要スペック | |
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車種名 | DBS スーパーレッジェーラ |
グレード | -- |
パワートレイン | ガソリンエンジン |
JC08モード燃費 | 12.28L/100km |
価格(消費税込) | 3500万円前後を予定 |
全長 | 4,712mm |
全幅(車幅) | 1,968mm |
全高(車高) | 1,280mm |
車両重量 | 1,693kg |
乗車定員 | 4人 |
ホイールベース | 2,805mm |
エンジン種類 | V型12気筒DOHCツインターボ |
排気量 | 5,200cc |
エンジン最高出力 | 533.2kW(725PS)/6,500rpm |
エンジン最大トルク | 900N・m(91.8.kg・m)/1,800-5,000rpm |
燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
DBS スーパーレッジェーラのアンベール動画
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