メルセデス・ベンツ 新型Gクラス「G65AMG」「G63AMG」試乗レポート/岡本幸一郎 -V12ツインターボ搭載、最強の「G」に試乗!-(2/2)

メルセデス・ベンツ 新型Gクラス「G65AMG」「G63AMG」試乗レポート/岡本幸一郎 -V12ツインターボ搭載、最強の「G」に試乗!-
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Gクラス史上初「V12エンジン」のフィーリングは?

パワーソースとして、G63AMGには最新の5.5リッターV8直噴ツインターボエンジンが与えられた。

従来のG55AMGロングに搭載されていた、5.5リッターV8スーパーチャージャーエンジンとは世代が異なり、スペックも最高出力が従来比で+27kW[+37ps]となる400kW[544ps]、最大トルクが従来比で+60Nmとなる760Nmに達している。加えて、伝達効率を高めたAMGスピードシフトPLUSや、ECOスタートストップ機能の搭載により燃費経済性を高めているのも特徴だ。

一方、Gクラス史上で初めてV12エンジンが与えられたG65AMGのAMG6.0リッターV12ツインターボエンジンは、最高出力450kW[612ps]、最大トルク1000Nmを発生。いうまでもなく量産オフロード車として世界最高峰の性能を誇り、0-100km/h加速は実に5.3秒とスーパースポーツなみのタイムをマークしているというから楽しみだ。

メルセデス・ベンツ G63AMGメルセデス・ベンツ G65AMG

さっそく両車をドライブしてみたが、どちらも驚くほど速い!

ただし、性格はけっこう違って、G63AMGのほうが荒々しさがあり、エキゾーストサウンドも派手で、刺激的なフィーリングを楽しませてくれる。

一方のG65AMGはウルトラスムーズで、どちらかというとジェントルで洗練されたフィーリング。目線がかなり高い位置にあることと、あまりに安定していることから、速度感が麻痺してしまうところもあるのだが、速度計の針の上がり方を見ていると尋常ではない。

G63AMGでもまったく不満はないが、実は、G63AMGとG65AMGの約1,500万円という価格差のうち大部分を占めるのが、このスペシャルなV12エンジンを搭載するためのコストに費やされているとのこと。

エンジン単体でも高価だが、ボディに特別な補強を施すなど、このエンジンを搭載するために、あれこれ特別なことを行なっているという。G65AMGは、それだけの価値があるクルマということだ。

安全な走行をサポートする最新技術の数々

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シャシーには、AMGスポーツサスペンションやAMG強化ブレーキシステムを装着。

俊敏かつ安定したハンドリング性能と快適性を両立している上、強力な動力性能に対する担保として、制動性能も十分に確保されている。2トンをはるかに超える車両重量を持つオフローダーでありながら、箱根ターンパイクのようにアップダウンが大きく比較的高速コーナーの連なるワインディングでも、まったく不安を感じることなく走ることができた。

また、メルセデスが誇る、安全な走行をサポートするさまざまな最新技術が採用されたことも新型Gクラスの大きな進化点だ。

レーダーシステムを搭載し、車線変更時などに車両の斜め後方の死角エリアを監視し衝突の危険を検知すると警告を発するブラインドスポットアシストや、速度設定を行なうと自動制御により前走車との車間や速度を適切に保持し、0km/hまで減速する追従機能を備えたディストロニック・プラスを標準装備。

メルセデス・ベンツ G63AMG

さらに、リアビューカメラや、バンパー内に設置された超音波センサーにより障害物との間隔をインジケーターと警告音で知らせるパークトロニックを装備するなど、駐車時の安全性を高めている。

このように伝統を受け継ぎながら、大きく進化を遂げた新型Gクラス。

これまで以上にGクラス信望者を魅了するクルマとなったことはいうまでもない。

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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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