アバルト695 トリブートフェラーリ 試乗レポート/石川真禧照(2/2)
- 筆者: 石川 真禧照
- カメラマン:オートックワン編集部
日本では価格も決まらないうちにほぼ「完売」に
パワーの増強に合わせてサスペンション、ブレーキシステムを強化、タイヤの性能もアップした。専用ダンパーは上下動を抑えたことで、目地でのショックは大きめになった。
しかし、コーナリングでのキビキビ感は倍増。
そのコーナーを攻める時に光るのが、ブレンボ製4ポッドキャリパー・ドリルドベンチレーテッドディスクブレーキ(フロント)と205/40ZR17タイヤ。回頭性が抜群にいいのだ。
マニュアルモードで積極的にギアを選ぶのも楽しいが、スポーツモードのATもシフトダウンは素早い。そのときの気分でミッションを選択するのも、トリブートフェラーリの楽しみ方かもしれない。
このトリブートフェラーリは世界1,696台の限定販売。日本国内向けには個体番号付きで150台がデリバリーされる。
ボディカラーは試乗したレッド(ロッソコルサ)がもっとも販売台数が多く、110台。
このほかにイエロー(ジャッロモデナ)30台、ブルー(ブルーアブダビ)5台、グレー(グリージョティタニオ)5台も用意された。
レッド以外はオプションカラ―で、イエローはプラス10万円、他の2色はプラス20万円になっている。
しかし、発表と同時にディーラーに問い合わせが殺到した。日本では価格も決まらないうちにほぼ完売、という状態。
この記事にコメントする