贅沢すぎる超高速オープンカー、 マクラーレン570Sスパイダー! ジャパンプレミア発表会レポート
- 筆者: 松田 タクヤ
- カメラマン:松田 タクヤ
2017年9月22日、マクラーレンの新型スパイダーであるマクラーレン570Sスパイダーが横浜大さん橋ホールにて日本初披露となった。
2017年6月に英国のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで発表されたマクラーレン570Sスパイダーであるが、アジア圏で披露されたのは今回が初めてとなる。
マクラーレン570Sスパイダーは、クローズドボディである570Sクーペと比較しても、性能上の妥協点が一切無いコンバーチブルクーペだ。
最高出力570PS、最大トルク61.2kgf.mを発生するV8ツインターボエンジンをミッドシップに搭載し、クローズドボディ状態で328km/h、オープン・エア状態でも315km/hの最高速度を誇る。
570Sクーペと同様0-100km/h加速は僅か3.2秒、電動リトラクタブルハードトップを装備しながら、車両重量は570Sクーペ比で46kg増に留めている。
今回の発表会にはマクラーレン・オートモーティブ・アジア日本支社代表の正本嘉宏氏、マネージング・ディレクターのジョージ・ビッグス氏、デザイン・オペレーションズ・ヘッドのマーク・ロバーツ氏が参列した。
スーパーカー同等のパフォーマンスをもったマクラーレンの高級コンバーチブルとして、セグメント初となるマクラーレン570Sスパイダー。スーパーカーファン注目のジャパンプレミア発表会の模様をお届けする!
アジア初のお披露目となる570Sスパイダーを3人が語る
「このクルマをアジアで初めて、そして日本でお披露目できることを嬉しく思います。マクラーレン720Sの大きな反響と4年連続の黒字計上、そして570Sスパイダーの発表など我々にとって目覚ましい年です。マクラーレン570Sスパイダーは誰もがわくわくするオープンエアドライビングを楽しめる、一切妥協のないコンバーチブル・クーペです。」と、マネージング・ディレクターのジョージ・ビッグス氏は語った。
「570Sスパイダーには、空気力学の要件をクリアし気流のマネジメントをすることが必要でした。しかしそればかりではなく、我々にとってピュアなデザインをキープすることはとても重要なことです。570Sスパイダーは、一目でリトラクタブル・ハードトップと分かる美しいシルエットでありながら、印象的で力強いエクステリアを実現しています。」と、デザイン・オペレーションズ・ヘッドのマーク・ロバーツ氏は語った。
2017年8月1日よりマクラーレン・オートモーティブ・アジア日本支社代表となった正本嘉宏氏は、フォルクスワーゲングループジャパンの本部長や、フォードジャパン・リージョナル・セールス・マネージャーなどの経歴をもつ人物である。
「570Sスパイダーは、サーキットやオンロードでの快適かつ卓越したパフォーマンスと日常での実用性をバランス良くミックスした570Sクーペの基本コンセプトはそのままに、多くのお客様から要望をいただいていた、同シリーズ初のコンバーチブルとなります。クーペ、GT、そして第三のボディスタイルとなるコンバーチブルの登場により、マクラーレンのさらに多彩なドライビングの世界を、より多くのお客様にご提供していきます。」
走りたくなる! マクラーレン570SスパイダーのPVが超カッコいい!
「それではいよいよアジア初のお披露目となりますこの570Sスパイダーですが、その前にこちらのVTRをご覧ください。」と、アンベール前に語った正本氏。
薄暗い会場に重低音とともに映し出されたひときわ大きなスクリーンには、マクラーレン570Sスパイダーのプロモーションビデオが流れた。
これがまた超カッコイイ! 山間の峠道をマクラーレン570Sスパイダーが乾いたサウンドを響かせながら走り抜けてゆく。減速時には、SSGと呼ばれる7速シームレスシフト・ギア制御によるブリッピング音が響き、スーパーカーであることを感じさせてくれる。
ちなみに、マクラーレン570Sスパイダーのエキゾーストサウンドをさらに楽しみたいユーザー向けに、トノカバーの下を通ってエキゾーストサウンドを車内に送り込む「エキゾースト・サウンド・ジェネレーター(ESG)」と呼ばれるシステムがオプションで追加できる。
走行中でも操作可能なリトラクタブル・ハードトップは、40キロ以下であれば操作することが可能。ルーフ開閉に必要な時間は15秒なので、日本の一般的な道路であればその多くのシチュエーションでクローズ状態からオープン・エア状態に切り替えることができるだろう。
今すぐ走りたくなってしまうマクラーレン570SスパイダーのPVとアンベールの模様。さらに、電動リトラクタブルハードトップが動作する様子を動画に収めたので、ぜひ以下の動画をご覧になっていただきたい!
「妥協なきコンバーチブル」570Sスパイダーは秋以降にデリバリー開始!
「マクラーレンは非常に若く、そしてエネルギーの塊のようなブランドです。このブランドをより多くの日本のお客様に体験していただけるよう、これから様々なイベントを開催していきます」と語った正本氏。
実はマクラーレンにとって、日本は世界でも4番目に大きなマーケットであり、全世界のマクラーレン生産台数の6パーセントが日本で売れている。これは、アジア全体で見ると最大の販売台数だ。2015年、日本での販売台数は90台だったが、2016年には176台に倍増するまで増えた。
ラインナップが充実したことや知名度が上がってきたことも販売台数が伸びた理由にあるが、それもすべてマクラーレンのクルマ作りへの情熱によるもの。そして、日本のユーザーがマクラーレンの思想に共感したということになるのだろう。
今回のマクラーレン570Sスパイダーの登場により、マクラーレンのカーラインナップがさらに魅力的なものとなった。2017年の日本市場では、2016年よりさらに多くのユーザーがマクラーレンのスーパーカーを選ぶことになるかもしれない。
[Text/Photo:松田 タクヤ(オートックワン編集部)]
マクラーレン 570Sスパイダー 主要スペック | ||
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価格 | 28,988,000円 | |
全長 | 4,530mm | |
全幅(車幅) | 2,045mm | |
全高(車高) | 1,202mm | |
ホイールベース | 2,670mm | |
駆動方式 | RWD | |
車両重量(乾燥) | 1,359kg | |
乗車定員 | 2名 | |
荷室容量 | 150L(フロント)52L(リア) | |
エンジン種類 | M838TE型 3.8L V型8気筒ツインターボ | |
最高出力 | 570PS/7,500rpm | |
最大トルク | 61.2kg・m/5,000-6,500rpm | |
トランスミッション | 7速シームレス・ギアボックス(SSG) | |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン(ハイオク) | |
サスペンション形式 | 独立型アダプティブ・ダンパー、ダブルウィッシュボーン(ノーマル・スポーツ・トラックの3モード) | |
ブレーキ | カーボンセラミックディスク(フロント394mm、リア380mm)、アルミニウム製ブレーキキャリパー(フロント6pot、リア4pot) | |
タイヤサイズ | 225/35R19(フロント)285/35R20(リア) | |
パフォーマンス・データ | ||
0-100km/h加速 | 3.2秒 | |
0-200km/h加速 | 9.6秒 | |
最高速度 | 328km/h(オープン・エア状態では315km/h) | |
ブレーキング 200-0km/h | 5.3秒(130m) | |
ブレーキング 100-0km/h | 3.2秒(32m) |
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