六本木ヒルズで期間限定展示中! フランス製スポーツカー「アルピーヌ A110」の魅力とは【プレイバック】
- 筆者: オートックワン 編集部
六本木ヒルズに展示中の「アルピーヌ」ってどんなメーカー?
2019年2月16日(土)~同年3月3日(日)の期間中、六本木ヒルズ内の特設スペースに、2台のアルピーヌ A110が展示されています。
このスペースは「アルピーヌ ガレージ」と呼ばれ、来場者が自由に会場へ入って車両の内外を観察することができるほか、アルピーヌのオリジナルグッズが販売されています。さらに事前予約をすればブースでの商談ができ、そこではオリジナルスイーツのサービスも。
このアルピーヌというブランド、車に詳しい方にはお馴染みかもしれませんが、そうでない人には「ナンノコッチャ」と思われてしまうかもしれません。それもそのはず、ポルシェやフェラーリのように誰もが知るブランドというわけでもなく、さらに一時的に活動休止状態にありました。それが今回、この新生A110をもって復活したわけです。
今回は、そんなアルピーヌブランド、そしてそこから誕生した新生A110を詳しくご紹介します。
初代アルピーヌ A110はこんなクルマ
実業家の夢が伝説のラリーカーに
最初のアルピーヌ A110が誕生したのは、遡ること1963年です。
モータースポーツに傾倒していた実業家のジャン レデレ氏によって初代モデルが設計され、その後いくつもの細かいバリエーションを持つに至ります。しかし、その中でも最も基本に忠実、かつ高い知名度を持ったのがこのA110なのは今でも変わりません。
アルピーヌ A110の一番の特徴はその小ささと軽さで、バックボーンフレームを持つFRP製ボディという成り立ちを持ち、そのボディサイズは現代の日本の軽自動車よりわずかに長く幅が広い程度。車両重量は、ほとんどのモデルが700kg~800kg台しかありませんでした。
エンジンをリヤにマウントするRRレイアウトを採用していたため、その高いハンドリング性能とトラクション性能はかなりのものと想像できます。その性能を武器に、1973年からスタートした世界ラリー選手権の初代王者に輝くなど、各国のラリー競技でその戦闘力を遺憾なく発揮しました。
ルノーとの繋がりと活動休止
そんなアルピーヌブランドですが、創業者のジャン レデレがルノーのディーラーを経営していた関係でそのパーツを流用しており、必然的にルノーとのつながりが深いという事情がありました。「アルピーヌ・ルノー」という名称に聞き覚えのある人も多いかもしれませんが、このような背景があるのです。
1973年には正式にルノーの傘下になり、A310、V6GTA、A610という3つのモデルを市場に投入します。このうちA310は、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」TVシリーズ版に登場していたことで知られます。
1995年にA610の生産を終了すると、アルピーヌブランドは一時休眠状態になります。休眠中はフランス国内で何度も復活の噂が流れましたが、正式に復活するのは2012年になってからになります。
40年ぶりに復活した新生 A110、サイズはトヨタ 86並に
アルピーヌ A110の生産終了から実に40年ぶりに誕生したのが、今回紹介する新生アルピーヌ A110です。
復活したアルピーヌ A110はトヨタ 86やスバル BRZとほぼ同じサイズのボディにMRレイアウトという成り立ちで、ボディにはFRPの代わりにアルミ製を採用。法規制や衝突安全性の問題からほぼすべての自動車が肥大化している中、試乗した自動車評論家の皆さんが、新生A110の軽さとズバ抜けたハンドリング性能を高く評価しています。
もちろん初代A110よりも絶対的なサイズや重量はアップしているものの、そのネガを最小限に抑え、軽さと刺激をダイレクトに感じさせるセッティングは、同社のエンジニアリングの賜物といえます。
また日本の市街地を走るシーンでは、想像以上に優れた乗り心地、また前後左右方向の視界の広さといった日常域での使いやすさも感じられます。
各評論家の先生方の試乗レポートで、その走りを追体験してみてください!
■嶋田 智之氏による海外試乗レポート
>>40年ぶりに復活した新型アルピーヌ A110試乗! WRCで名を馳せた初代A110の再来
■嶋田 智之氏による国内試乗レポート
>>アルピーヌA110 試乗|「ああ、楽しい!」「ああ、気持ちいい!」がいつまでも
■山本 シンヤ氏によるサーキット試乗レポート
>>アルピーヌ A110 試乗│永遠に残る楽しさを備えたピュアスポーツ
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[筆者:オートックワン編集部]
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