フォルクスワーゲン ゴルフ TSIトレンドライン 試乗レポート/金子浩久(1/2)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
ゴルフ史上最高の燃費を叩き出すTSIトレンドライン
フォルクスワーゲンのダウンサイジングコンセプトが、いよいよ最終章を迎えようとしている。
ダウンサイジングコンセプトは、1.4リッターのガソリン直噴(TSI)エンジンをスーパーチャージャーとターボチャージャーの2機で過給し、6段ツインクラッチトランスミッション「DSG」と組み合わせることによって始まった。
それまでの2リッタークラスのエンジンと同等の動力性能を確保しつつ、燃費とCO2排出量は1.4リッタークラスに抑えるという、エコとパフォーマンスという21世紀的な課題の一挙両得を狙ったものだった。
やがて過給器がひとつとなり、続いてDSGが7段化され、さらにはそのクラッチが乾式化され、性能と燃費値を向上させながら、構造の簡素化と軽量化が推し進められてきた。
その最終段階とも呼べるものが、「ゴルフTSIトレンドライン」だ。
1.2リッターTSIエンジンと7段DSGの組み合わせは、最高出力105馬力、最大トルク17.8kgmを1,550rpmから4,100rpmの間で発生している。この値は、1.8リッター自然吸気エンジンに相当するものだ。
10・15モードでの燃費は、17.0km/L。これは、ゴルフとして過去最高の値。排気量を200cc小さくしたことと併せ、吸排気バルブ機構をSOHC2バルブとすることによって、軽量化と簡素化、低フリクション化も実現させた。
それによって、オイル潤滑の負担が減り、ポンプを小型化できた。エンジン軽量化への取り組みはあらゆる部分に及び、合計で24.5kgも軽くなった。
他にも、「低燃費と動力性能の両立」、具体的には、1.6リッターエンジン比で20%の燃費向上と製造コストの削減という目標を達成するために、さまざまな工夫がなされている。
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