フォルクスワーゲン ゴルフR 試乗レポート/日下部保雄(1/2)
- 筆者: 日下部 保雄
- カメラマン:柳田由人
ゴルフ6の最強モデル「ゴルフR」が遂に登場!
フォルクスワーゲンの「Rシリーズ」は、ハイパフォーマンスモデルに付けられるネーミングだ。
ゴルフの場合は「R32」が最強のゴルフだったが、昨年のフルモデルチェンジでラインアップから落ちていた。そのRシリーズが、環境の時代にマッチした「ゴルフR」で復活した。
スペックは、2リッターの直噴4気筒ターボにAWDの4モーションを組み合わせたもので、R32が持っていたVW特有の3.2リッター狭角V6に比べると大人しくなった印象だが、実は結構充実したスペックを誇っている。
同じ2リッターTSIのGTIとは、エンジンブロックも実は変更されている。ハイパワー化に伴ってGTIの軽量ブロックから、重いが頑丈なブロックに変更されており、GTIの211ps/28.6kg-mからRはターボブーストも上げるなどで256ps/33.7kg-mにパワーアップされている。
さらに、歴代のゴルフRの中でも最もよい燃費を記録しおり、10・15モードで12.4km/Lとハイパフォーマンスモデルの中では非常に良い値の燃費をマークしている。
もちろんパワーアップされたのはエンジンだけではない。サスペンションはGTIと基本的なレイアウトは共通だが、もちろんダンパー/スプリング共に大幅な見直しが施されている。
GTIはハンドリングと乗り心地をバランスさせたロングドライブでも疲れない、まさにGTとしての要件を満たすサスペンションチューニングだったが、Rではハンドリングを優先したサス設定としている。
また、Rではダンパーと電動パワーステアリングの特性を3モードで変えることの出来るアダプティブシャーシーコントロール(DCC)が標準で、場面によってハンドリング特性や乗り心地を変えることができる。
トランスミッションは6速のDSG。耐久性の高い湿式多板クラッチを使ったツインクラッチで、燃費の改善もともかく、マニュアルに近くダイレクト感の高いトランスミッションとしての特徴を誇る。
また、4モーションと呼ばれるAWDはハルデックスタイプで前後のトルク配分の幅が広いことも有利だ。もちろん強大なトルクを駆動力に伝えるためと、高い姿勢安定性はゴルフとしてベストな選択だ。
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