トヨタ プリウス 試乗レポート/清水草一 編
- 筆者: 清水 草一
- カメラマン:原田淳
仮に、あなたはまだハイブリッドカーに乗った経験がないとしよう。それでいきなり新型プリウスに乗ったとする。その時あなたは、「これはUFOか!?」というくらいの衝撃を受けるに違いない。
低速域では電気モーターが大活躍し、電車のようなかすかなモーター音とともに「フィ~~~~~ン」と加速する。アクセルを踏み込むと、ガソリンエンジンが始動して力強く加速するが、それも、言われなければ気付かないくらい自然で、静かなままだ。信号待ちでは当然エンジンは止まり、さらなる静寂が訪れる。その時もエアコンはじめ、オーディオやナビなどもすべて働いてくれる。
文字にすると平凡だが、実際に体感すれば、「いままでのクルマとはまったくの別物だ!」「これこそ未来の乗り物だ!」と悟るしかない。この驚きがステキなのだ!
かつて、初めてファミコンをやった時や、初めてiPodを使った時、初めてハイビジョンテレビを見た時、皆「これはぜんぜん違う!」と感動したはず。ハイブリッドカー・プリウスにはそれがあるのだ!
じゃ初代や先代とはなにが違うかと言えば、洗練度と高級感である。新型プリウスは、高級品を手に入れたというヨロコビも与えてくれる。それがたったの205万円からなのだからスゴイじゃないか。
平均燃費は、少なくともリッター20kmは期待できる。少しエコドライブのテクを身につければ、リッター25kmくらいまで伸ばせるだろう。条件がいい時は、リッター40kmといった数字も出るかもしれない。実際私は、新型プリウスでリッター48kmを叩き出し、心から感動した。それは、初めて時速300kmを出した時と変わらない感動だった。
唯一の弱点は、高速巡航。高速道路を淡々と速いペースで走ると、市街地などに比べて燃費が伸びず、コンパクトカーや軽と大差なくなってしまう。ロングドライブばかりという人には、プリウスの美点があまり味わえない。
しかし日本には、そういうクルマの使い方をするユーザーはほとんどいない。つまり、日本のほとんどのユーザーに、断然オススメできるクルマなのだ!苦手な高速巡航でも、渋滞にハマるとぐんぐん燃費が伸びるという驚きが味わえる。
現在、納車待ちは約4か月に達しているが、しかし、4か月待っても、いや半年待っても、1年待っても、せっかく新車を買うならプリウスがオススメだ。なぜなら、そこには感動があるのだから!
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