トヨタ 新型EV(電気自動車)「eQ」[プロトタイプ] 試乗レポート/渡辺陽一郎(1/2)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:オートックワン編集部・トヨタ自動車
まるでiQに1.8リッターエンジンを積んだかのようなパワフルさに圧倒!
アクセルを踏み込むと、発進加速は実に軽快。反応の素早いモーターとエンジンの違いを実感する。もちろんモーターだから、加速感は滑らかでノイズも皆無に近い。EVの運転は、「三菱 i-MiEV(アイ・ミーブ)」や「日産 リーフ」で経験済みながら、改めて「ガソリンエンジン車とは違うよね」と実感させられた。
巡航状態からアクセルをさらに踏み増した時の反応も鋭い。iQに1.8リッタークラスのエンジンを積んだ感覚だ。コーナーで不用意にアクセルを開くと「キュルルン!」とホイールスピンを生じる場面もあった。
市街地を中心に使われるコンパクトなクルマだから、実用域の力強さは大きなメリットになる。ただし、さらにアクセルを踏み込んで高回転域まで回すと、ずっと伸びやかな加速が楽しめるガソリンエンジン車と違って、ある一定のところで加速の伸びは衰える。
・・・と思ってメーターを見ると! ああ、テストコースで良かった。そもそも静かで、さらに遮音も効いているせいか、思った以上に速度が出てしまっているのだった。ちなみに設計上の最高速度は125km/hとなっている(さすがにそこまでは出していませんので念のため・・・)。
eQに使われるモーターの最高出力は47KW(64馬力)と、一見大人しく見えるが、最大トルクは163N・m(16.6kg-m)と十分な性能を発揮する。そのために、前述のようなスムーズで力強い加速感が得られた。
車両重量は1080kg。ベースのiQに対して130~190kgの増加だが、i-MiEVと同程度だ。ボディが比較的軽いことも、軽快に走れる秘訣だろう。
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