新車販売 トヨタ新型プリウスに陰り、SUVのC-HRが4月トップに!
- 筆者: 国沢 光宏
ついにSUVの新型C-HRがトップに!プリウスは販売不振鮮明に
2017年4月の新車登録台数が発表された。驚くべきことに登録車のナンバーワンはSUVの新型C-HRである!
「受注残を登録した」ということなんだろうけれど、新型プリウスを抜いた。ちなみに台数についちゃ表の通り。
この数字を見て皆さんどう感じることだろう? インパクトあるのはC-HRの首位より、プリウスの前年同月-52,2%という不振ぶりだ。
「プリウスが厳しい」というウワサは昨年夏頃から出始めていた。初期受注こそよかったものの、一巡したら秋風吹く。秋には「納期待ち無し」という状況。年末決算期セールで40万円超の値引きも飛び出している。なぜ売れないのか?
検討したけど買わなかった人の多くが「カッコ悪く、それでいて高く、これといった魅力的な性能も無い」という。
かくいう私も現行プリウスに対する評価は厳しかった。先代モデルの方がずっと良いクルマだと思う。もはや日本市場も燃費の良さだけでクルマは売れなくなっている。
本来なら走る楽しさを追求すべきだったのに、新型プリウスの開発にあたり、燃費ばかり重視してしまった。加えてTNGAの魅力や素晴らしさも全く伝わっていない。
マイナーチェンジでデザインの大幅変更でテコ入れできるか?
漏れ伝わるところによれば、マイナーチェンジで評判悪いフロントデザインは大幅な変更を行うという。それだけで売れるかとなれば、瞬時も迷うことなく「厳しいでしょう!」と思う。フルモデルチェンジに匹敵するくらい大きな方向変換が必要だと考える。そもそも車高を低くしたのも時代の流れと違う。存在感低く、乗り降りも大変だ。
燃費は多少落としても、クルマとしての魅力を訴求すべき。具体的に書くと、車高を少し上げスバル・インプレッサに対するXVのような位置づけにしたらいい。
「C-HRに近くなるのでは?」という意見もあるだろうが、パッケージングで評価すれば実用性でC-HRよりプリウス優位。そしてデザインレベルは最低でも新型プリウスPHV以上が必要だ。
価格の見直しもしなければなるまい。大成功した先代プリウスだって、デビュー時の価格はお買い得感高かった。結果、爆発的な人気車になったため、マイナーチェンジで大幅な値上げが出来たんだと思う。
現行モデルは値上げした先代より一段と高い値付けにしてきた。価格見た瞬間「高いかも」と思ったほど。値下げが必要である。
今後、プリウスはどうなるだろう。簡単に書けば「売りにくい状況のまま」かと。
販売をキープしようとすれば値引き幅を増やす以外無し(割安な特別仕様の連発ということになると思う)。そしてマイナーチェンジが上手くいかなければ、モデル末期まで厳しい販売になる。基本的には良いクルマなので、マイナーチェンジで頑張って欲しい。
[Text:国沢光宏]
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