トヨタ 新型 オーリス 120T(1.2ターボ) 公道試乗レポート/渡辺陽一郎(1/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:阿部昌也
トヨタの巨大ラインナップに埋もれることなく、マイナーチェンジで改めて存在感をアピール
トヨタはいうまでもなく大規模な自動車メーカーで、数多くの車種をそろえる。この中で「オーリス」は、ボディサイズはラインナップの中心に位置するが、売れ行きはいまひとつ振るわない。1か月の販売台数は500~600台で、「ヴィッツ」の10%程度だ。
売れ行きが伸び悩む理由は3つあり、まずは3ナンバーサイズのミドルハッチバックというタイプが、日本では売りにくいことだ。トヨタにはコンパクトカーのヴィッツや「ポルテ」&「スペイド」、ミニバンであれば「ヴォクシー」&「ノア」、「ウィッシュ」など高機能で割安な5ナンバー車が多い。これに比べてオーリスはミドルサイズハッチバックだから空間効率が下がり、実用指向のユーザーからは選ばれにくい。
2つ目の理由は、オーリスの個性が曖昧で注目点が少ないことだ。内外装はスポーティ指向で印象的だが、従来型のエンジンは1.5リッターと1.8リッターのみ。動力性能と燃費は平凡だった。
3つ目の理由は価格設定。1.8リッターモデルはすべて200万円を上まわり、同じ排気量で3列シートの「ウィッシュ 1.8X」(190万2857円)などに比べて割高感がある。また、ほぼ同じ価格でハイブリッド車の「プリウス」を選べるのも辛いところだ。
この売りにくさを解消することも視野に入れ、オーリスは2015年4月6日に規模の大きなマイナーチェンジを実施した。直列4気筒1.2リッターのターボも設定している。詳細は発表日に掲載した「日本車にも小排気量ターボが復活!/トヨタオーリス、マイチェンで1.2リッター直4ターボを新たに搭載」を参照いただくとして、今回は一般公道における運転感覚をお伝えしたい。
[気になる1.2ターボのファーストインプレッションは・・・次ページへ続く]
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