プリウスより売れてるホンダN-BOX独走に待った!スズキが対抗の新型モデル投入か
- 筆者: 国沢 光宏
2017年、新型スペーシアは次期型N-BOXとガチ対決になる!
2017年2月の販売台数ナンバーワンは、トヨタ プリウスが盛り返してきたものの、1月に続きホンダのN-BOXだった。今夏のフルモデルチェンジを控え、モデル末期にも関わらず販売は絶好調状態である。対照的なのはスズキの対抗馬であるスペーシアだ。1万9429台売ったN-BOXの約半分となる1万925台。
軽自動車ジャンルではダイハツと並ぶ2トップというプライドを持つスズキからすれば、何とかN-BOXの独走に待ったを掛けたいところ。折しも今年はスペーシアもフルモデルチェンジを予定している。新型車同士のバトルで圧倒的な差を付けられるようじゃ厳しい。もちろんN-BOX対策をしてくるだろう。
漏れ伝え聞くところによれば、スズキはスペーシア低迷の理由を「地味なデザインと、横方向に狭いキャビン」によるものだと考えているようだ。実際、N-BOXとスペーシアを並べてみたら、圧倒的に貧弱。角張っているN-BOXと違い、スペーシアは丸い感じ。ダイハツタントよりも押しが弱い。だからスズキは急遽「スペーシアカスタムZ」という押し出しの強いマスクの追加モデル(写真下)を導入した。
スズキの調査によれば、タントのユーザー層は子供のいる女性。なるほどタントの広告イメージもそんな雰囲気である。だからこそ、タントの対抗馬として企画したスペーシアを、女性に好まれるデザインにしたワケ。しかし、ホンダが男性的なN-BOXを出したら、タントまでやっつけられてしまった。
「こうなればライバルは、N-BOXだ!」ということなんだろう。新型スペーシアは圧倒的な存在感を持たせてくる。どうやら新型ワゴンRのスティングレーのようなメッキパーツを多用し、角張ったボディにしているという。確かにN-BOXは角張ったボディにメッキパーツで“武装”しています。
新型N-BOXも唯一の弱点を克服してくる
スペーシアは室内スペースでも負けていた。数字にハッキリ現れている。N-BOXの室内幅といえば、白ナンバーの小型車に肉薄する1350mmなのに、スペーシアは旧来通りの1290mm。これだけ違うとドア開けた瞬間に広さ感が違う。新型スペーシアで室内幅をN-BOX以上の1355mmにするらしい。
一方、現時点でN-BOXを圧倒している自動ブレーキ性能ながら、新型車同士だとイーブンになりそう。軽自動車で最高性能を誇るデュアルカメラ式を採用している現行スペーシアは、新型でワゴンRと同じレーザー+単眼カメラになる(停止性能はデュアルカメラと同等という)。
現在、気休め程度の自動ブレーキ性能しか持っていないN-BOXだけれど、新型でレーダー+単眼カメラのホンダセンシングに格上げされるため引き分けに。結果、N-BOX最大にして唯一の弱点が無くなる。こうなるとガチンコ勝負!
果たして新型スペーシアは、N-BOXのユーザーを奪えるだろうか?
>>【比較記事】スズキ スペーシアvsホンダ N BOX どっちが買い!?徹底比較
[Text:国沢光宏]
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