【比較】スバル レヴォーグ vs マツダ アテンザワゴン どっちが買い!?徹底比較(1/3)

【比較】スバル レヴォーグ vs マツダ アテンザワゴン どっちが買い!?徹底比較
スバル レヴォーグ(LEVORG)フロントイメージ スバル レヴォーグ(LEVORG)リアイメージ スバル レヴォーグ(LEVORG)サイドビュー スバル レヴォーグ(LEVORG)フロントビュー スバル レヴォーグ(LEVORG)リアビュー スバル レヴォーグ(LEVORG)フロントアップ スバル レヴォーグ(LEVORG)テールランプ スバル レヴォーグ(LEVORG) スバル レヴォーグ(LEVORG)マフラー スバル レヴォーグ(LEVORG)ホイール スバル レヴォーグ(LEVORG)エンジン 画像ギャラリーはこちら
スバル レヴォーグ(LEVORG)試乗イメージ3マツダ 新型 アテンザ ワゴン XD L Package 試乗イメージ1

日本車は、栄枯盛衰が激しい。

2013年、軽自動車が史上最多の211万台を販売し、新車市場に占める販売比率は約40%に至った。だが、その裏で販売台数が激減したジャンルがある。

ステーションワゴンだ。ここ数年間、ステーションワゴンの販売台数は大幅に減ってしまった。かつてワゴンは北米市場で好調な販売を記録したものの、今の売れ筋はミニバンを経てSUVへと移りつつある。

日本では1990年代の初頭に初代レガシィツーリングワゴンなどが好調に売れたが、90年代の中盤からミニバンが増え始めると、短期間で売れ行きを落とした。そして、今の日本車におけるワゴンのラインナップは10車にも満たないのが現状だ。

 メーカーは流行に敏感で、売れ行きが下がり始めると品揃えも一気に減る。車両開発には莫大な費用が必要な為に失敗は許されないといえども、この傾向が極端だと欲しいジャンルのクルマがあってもラインナップから消滅していて買えない、ということが生じてしまう。

特にワゴンは、大人4名が快適に乗車できる居住性を備えており、荷室も使いやすい。車内はミニバンほど広くないが、実用性は十分。車高が低く、走行安定性に優れたワゴンを求めるユーザーは少なくない。

人気車種のレヴォーグ購入は予め計画を立てるのがベスト

スバル レヴォーグ(LEVORG)テールランプ

そして今、スバルの新型ワゴン「レヴォーグ」が大いに注目を集めている。スバルといえば「レガシィ」が思い浮かぶが、次期レガシィはボディをさらに拡大。これまでよりさらに海外指向が強められており、日本国内では使いにくいクルマとなってしまう。

そこでスバルは、「レヴォーグ」をレガシィツーリングワゴンの後継車種と位置付けた。そのため、次期レガシィの国内仕様にはツーリングワゴンが設定されず、セダンの「B4」とSUVの「アウトバック」のみとなる予定だ。

ツーリングワゴンのないレガシィは“アンコの入っていない饅頭”みたいなもので、インパクトが弱くなることは明白だ。だからこそ「レヴォーグ」は、力の入った開発が行われている。

スバル レヴォーグ(LEVORG)試乗イメージ2

レヴォーグで気になることと言えば、2014年1月に受注を開始しながらも、正式な発表は「4月」であること。さらに、生産開始は2リッターターボが「5月」で、1.6リッターターボは「6月」になることだ。

当然、納期も遅れて3月上旬の契約では納車は7~8月になる模様である。試乗してから契約するのであれば、納車は年末になってしまう可能性も高い。

最近は各メーカーともに、発表や生産の立ち上がりに対して、受注の開始時期を大幅に早める傾向がある。先に膨大な受注を抱えれば当分は安泰で、生産を開始すれば迅速に納車できるからだ。

さらに、受注段階で売れ筋のグレードや人気の装備も把握できるため、生産計画も立てやすい。

メーカーやディーラーのメリットは大きいが、納期が遅れると困ってしまうのはユーザーだ。特に4月からは新年度となるため、遠方の海外の勤務先を命じられる方も居られるだろう。しかし、そこを懸念して契約を4~5月にすれば、長い順番待ちの最後に並ぶことになるので、購入計画は予め立てておきたいところである。

今回、レヴォーグのライバル車として、マツダ アテンザワゴンと比較してみよう。

レヴォーグの詳細は2014年1月7日に掲載した「スバル レヴォーグ新型車解説」を読んでいただくとして、ここではアテンザワゴンとの優劣を考えたい。

スバル レヴォーグ(LEVORG)スバル レヴォーグ(LEVORG)ラゲッジルームスバル レヴォーグ(LEVORG)ラゲッジアレンジスバル レヴォーグ(LEVORG)ラゲッジアレンジスバル レヴォーグ(LEVORG)フロントシート
マツダ 新型 アテンザ ワゴン XD L Package リアコンビランプマツダ 新型 アテンザ ワゴン XD L Package ラゲッジ・荷室(定員乗車・カラクリトノカバー装着時)マツダ 新型 アテンザ ワゴン XD L Package リアシート前倒時(2名乗車時)マツダ 新型 アテンザ ワゴン XD L Package 後席6:4分割可倒式リアシート 前倒時(4名乗車時)マツダ 新型 アテンザ ワゴン XD L Package フロントシート(パーフォレーションレザー・ブラック)
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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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