来年から始まる可能性大!任意保険の「自動ブレーキ割引」、割引率は性能差で決めるべき!
- 筆者: 国沢 光宏
来年1月から任意保険の自動ブレーキ割引が始まる模様。
その際、話題になりそうなのは「良い自動ブレーキと良くない自動ブレーキ」の割引率の差になると思う。あまり話題に上がらないものの、自動ブレーキの性能差、驚くほど大きい。
JNCAP(自動車アセスメント)で行っている簡単な比較試験でも無視出来ないデータが出ているのだった。
参照:http://www.nasva.go.jp/mamoru/active_safety_search/list_all.html
いくつかの試験を行っているけれど、基準になるのは「停止している車両を検知して急ブレーキで止まれる性能」である。この試験、検知/判断/制動という自動ブレーキの基本性能が出てしまう。性能が低いシステムだと高い速度域から停止することが出来ない。
車種毎の評価データの『AEBS試験』に注目。左の数値が試験開始速度、50km/hとあれば停止している車両に50km/hノーブレーキで接近した時の状況。
もし『衝突時相対速度』が『0km/h』となっていれば、衝突せずに停止出来たということ。例に挙げたレヴォーグの場合、試験を行った車速全てで停止出来ている。
続いて『レクサスIS』の結果をみよう。これを見ると20km/h未満の試験は行っていない。行っても止まれないからだ。
ISのセンサーはミリ波レーダーなのだけれど、距離を正確測る性能が極めて低い。したがって20km/hに届かない速度域だと、衝突しようとしている車両との距離を測れない。
いや、20km/hで行った2回目の試験でもほとんど失敗しており、たった2km/hしか減速出来なかった。25km/h以上は全て正確に稼働しておらず、40km/hからの試験など36.7km/hで衝突してしまった。
「運が良ければ20km/hなら止まれるかも」という自動ブレーキを、レヴォーグの自動ブレーキと同じ割引率にすることなど、到底おかしい。
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