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試乗レポート 2017/4/12 16:15

季節外れの大雪! スバル新型XVで試してわかった驚きの四駆性能

季節外れの大雪! スバル新型XVで試してわかった驚きの四駆性能

2017年4月6日、スバル XVがフルモデルチェンジを受けた。今回の新型XVは、これまでの2リッターに加え1.6リッターを追加。また4WDの動力性能を高める『X-MODE』も採用され、SUVとしての性能がより一層進化している。発表早々に試乗会が開催されたが、当日は季節外れの大雪。。。本来なら次の冬まで待たなければならなかった雪上での走行性能を、図らずも一足お先に体験することになった!

>>[画像115枚!]スバル 新型XV 春の雪上試乗 フォトギャラリー

季節外れの大雪の中、新型XVを雪上で試すまたとないチャンス

今年前半のヒット車になりそうなスバルの新型XV試乗会が軽井沢で行われたのだけれど、もう4月だというのに季節外れの大雪である!

当然の如くスタッドレスタイヤなど用意しておらず。一般道の試乗会も中止になってしまったのだが、「せっかく来て頂いたので駐車場内&施設内の道路であれば自由に乗ってください」。

するといろんなことが解ったのでレポートを。

新たに追加された1.6リッターエンジンの実力は?

スバル 新型XV 1.6i-L アイサイト(クールグレーカーキ)スバル 新型XV 1.6i-L アイサイト(クールグレーカーキ)

まず新型XVから追加された1.6リッターを試す。

スバルの商品企画チームは新型XVを出すにあたり「若い人にも買って欲しい」と考え、コストダウン可能な1.6リッター(2リッターの直噴はコスト的に高い)を設定。

とは言え走りが悪ければスバルのイメージダウンになってしまう。そこでインプレッサよりギア比を低くして、動力性能を確保したという。

どれどれ、とDレンジをセレクトして走り出すと、なるほどストレスを感じない。自転車で言えばギアを1段低くしたのと同じ。同じ脚力でも加速良くなる。

もちろん巡航時の回転数は若干高くなり、結果的にカタログ燃費も落ちてしまうが、動力性能とバーターなら納得出来るだろう。インプレッサの1.6リッターより元気よく感じるほど。

予算に余裕があるなら、2リッターエンジンがオススメ

ただ2リッターの新型XVに乗り換えたら、ハッキリとしたパワー差がある。クルマ好きであり、かつ23万7600円(キーレスエントリーと革巻きハンドルもセット)を出せるなら、2リッターの方が魅力的だ。

1.6リッターでも納得出来るけれど、雪の広場をアクセル全開で走りながら「自分で買うなら2リッターを選びますね」と思った。ちなみに実用燃費は同等らしい。

X-MODE採用で夏タイヤでも雪道を走れてしまう驚きの4WD性能

大雪だっため4WDの駆動性能も存分にチェック出来た。

何より嬉しいのは、スバル最大の弱点だった「ハンドルをフルに切った状態での駆動性能」を大幅に改善してきた点である。

今までスバル車が採用していた『VTD』の場合、ハンドル一杯切った状態だと2輪だけしか駆動力を伝えられず、登り坂からの発進など出来なくなってしまう。

新型XVからフルにハンドル切った状態でも4つのタイヤに駆動力を掛けられるようになった上、『X-MODE(エックスモード)』という一段と精密な駆動力配分機能も付く。

驚くべきことに、夏タイヤなのに雪道を走れてしまう。ブレーキの利きが大きく落ちるため、一般道で走ることは危険ながら(そもそも道交法違反、雪道を走行する際はスタッドレスタイヤの装着は必須)、駆動側の性能に驚く。

スバルのクルマ作りのポイントは「クルマは楽しくないとダメ」

スバル 新型XV 1.6i-L アイサイト(クールグレーカーキ)スバル 新型XV 1.6i-L アイサイト(クールグレーカーキ)

興味深いことに夏タイヤ+圧雪路は、スタッドレスタイヤ+ミラーバーンと同じような感じ。ステアリング特性や、前後の駆動力配分、X-MODEの稼働具合などよく解る。なにより楽しい。

ここにきてマツダの4WD性能は急速に向上しており、今やスバルに勝るとも劣らないレベルになったが「楽しさ」という点でスバルのアドバンテージ大。

マツダの4WDはアクセルを踏んでも安定性重視の優等生的な弱アンダーステアに終始するが、スバルは前輪荷重してアクセルを開けると(横滑り防止機能オフの状態)、気持ち良くテールスライドして遊べるのだった。

スバルのテストドライバーに聞いたら「上司からいつもクルマは楽しくないとダメだ、と言われています」。

>>[画像115枚]季節外れの雪景色を往くスバル 新型XV フォトギャラリー

欠点は見当たらず、欲しいなら買って損はしない!

今回路面も荒れており、様々な路面状態で乗り心地のチェックを出来た。

新型XVはインプレッサより重心が高いため、本来ならスプリングやダンパーをハードにしないとならず、どうしても乗り心地は悪化する傾向。

しかし悪路を走ってみたら、意外なことにインプレッサと比べても悪くない。詳細な判断はドライ路面で再度確認したいが、おそらく乗り心地にはキビしい私でも、納得出来そうな雰囲気。

いずれにしろ改めてドライ路面で試乗してレポートしたいと思う。もし「早く契約したい」というなら、積極的に「買っちゃえ!」と背中を押しておく。雪上で試乗したかぎり、買って失敗したと感じるようなネガティブな点はなかった。本格的なSUVに肉薄する最低地上高(200mm)を確保しているクルマとして考えれば、ハンドリングも取り回しも文句ありません。

[レポート:国沢光宏/Photo:和田清志]

>>スバル 新型XV 季節外れの雪上試乗 フォトギャラリー[画像115枚!]

スバル 新型XV 1.6i-L アイサイト 主要諸元

スバル 新型XV 1.6i-L アイサイト(クールグレーカーキ)

全長x全幅x全高:4465X1800X1550mm/ホイールベース:2670mm/車両重量:1410kg/駆動方式:AWD(常時全輪駆動)/エンジン種類:水平対向4気筒 DOHC ガソリンエンジン/総排気量:1599cc/最高出力:115ps(85kW)/6200rpm/最大トルク:15.1kg-m(148N・m)/3600rpm/使用燃料:無鉛レギュラーガソリン/トランスミッション:リニアトロニック(マニュアルモード付)/サスペンション形式:(前)ストラット式(後)ダブルウィッシュボーン式/タイヤサイズ:225/60R17/燃費:16.2km/L(JC08モード)/メーカー希望小売価格:224万6400円[消費税込]

スバル 新型XV 2.0i-S アイサイト(ルーフレール装着車) 主要諸元

全長x全幅x全高:4465X1800X1595mm/ホイールベース:2670mm/車両重量:1440kg/駆動方式:AWD(常時全輪駆動)/エンジン種類:水平対向4気筒 DOHC ガソリン直噴エンジン/総排気量:1995cc/最高出力:154ps(113kW)/6000rpm/最大トルク:20.0kg-m(196N・m)/4000rpm/使用燃料:無鉛レギュラーガソリン/トランスミッション:リニアトロニック(マニュアルモード付)/サスペンション形式:(前)ストラット式(後)ダブルウィッシュボーン式/タイヤサイズ:225/55R18/燃費:16.0km/L(JC08モード)/メーカー希望小売価格:273万2400円[消費税込]

筆者: 国沢 光宏
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