スバルの人気SUV、フォレスターがフルモデルチェンジ!新型で変わったもの、変わらないものとは!?(1/2)

SUBARUのエースがフルモデルチェンジ

1997年に登場したSUBARUのクロスオーバーSUVである「フォレスター」。

これまで4世代に渡って進化・熟成を遂げ、今ではメインマーケットの北米での販売をけん引すると共にグローバル販売トップを誇るモデルへと成長。そんなSUBARUのエースのフルモデルチェンジは様々な苦労があったと思う。5代目の開発責任者である布目智之氏にフォレスターとして守るべきところ、新型として変えたところを聞いてみた。

新型フォレスターを更にチェック(画像94枚)

見れば見るほどジワーっと良さが伝わるデザイン

「守るべきところは視界の良さや使い勝手の良さ、室内空間です。一方、変えたところはドライバーズカーとしてのドライビングの楽しさだけでなく同乗者全員が快適に過ごせること、そして冒険を後押しできるクルマにしたことですね」。

エクステリアデザインは基本的にはキープコンセプトだが、実車を見ると東京モーターショー2015でお披露目されたコンセプトカー「ヴィジヴ・フューチャーコンセプト」のイメージを上手く踏襲。どちらかと言うとパッと見の華やかさではなく、見れば見るほどジワーっと良さが伝わるデザインだ。デザインを担当した大関透氏はこのように語る。

「スバルの提供するクルマは『長期間保有しても飽きがこない』、『モノ自体が主張するのではなくユーザーと寄り添う』が重要だと考えています。新型はスバルのデザイン言語「ダイナミック×ソリッド」に加えて、フォレスター独自となる「モダンキュービックフォルム」の考え方が盛り込んでいます。SUVは四角いクルマになりやすいですが、単なる箱にならないようにキャビン/ボディに一体感を持たせ、そこからフェンダーをシッカリ出しています。造形は張りのある面をギュッと削いだ硬質なイメージです」。

ボディサイズは4代目の全長4595×全幅1795×全高1715mm、ホイールベース2640mmから若干サイズアップされ、全長4625×全幅1815×全高1730mm、ホイールベース2670mmとなっている。こう書くと「北米主軸のスバルは日本を見捨てた」などと言う人もいるが……。

「発想は『大人5人が快適に過ごせ、その中で最も小さなクルマ』です。つまり、人に対しては我慢せずに寸法を使っていますが、決して不用意に大きくはしていません。全幅拡大は室内の乗員同士の距離の拡大、ホイールベース拡大は後席の居住性アップに用いています。それでいながら最小回転半径も5.4m(+0.1m)に抑えましたので、取り回しはいいと思います(布目)」

SUVのたくましさが出せた

一方、インテリアはどうだろうか?

「インプレッサ/XVのインパネがベースですが、ドアまで回るラウンド形状は乗員を守るイメージです。またインパネからドアトリムまで幾何学のテクスチャーを回すことで、メカニカルで頼れるイメージを演出しています。センターコンソールは高さと幅を上げて、インパネから繋がる強さを表現することにより、結果としてSUVのたくましさが出せたと思っています(大関)」。

スバル/フォレスター
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新車価格:
306.9万円385万円
中古価格:
34.8万円453.8万円
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山本 シンヤ
筆者山本 シンヤ

自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車雑誌の世界に転職。2013年に独立し。「造り手」と「使い手」の両方の気持ちを“解りやすく上手”に伝えることをモットーに「自動車研究家」を名乗って活動をしている。西部警察は子供時代にリアルでTV放送を見て以来大ファンに。現在も暇があれば再放送を入念にチェックしており、当時の番組事情の分析も行なう。プラモデルやミニカー、資料の収集はもちろん、すでにコンプリートBOXも入手済み。現在は木暮課長が着るような派手な裏地のスーツとベストの購入を検討中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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