autoc-one.jp 記事・レポート 特集 自動車評論家コラム 中国、この時期に「くまモン」パクるが、日本車パクリは急減!その理由とは? 2ページ目

自動車評論家コラム 2016/4/30 19:58

中国、この時期に「くまモン」パクるが、日本車パクリは急減!その理由とは?(2/2)

Text: 桃田 健史 Photo: 桃田健史
中国、この時期に「くまモン」パクるが、日本車パクリは急減!その理由とは?

日系メーカーが中国人好みのデザインへ大きくシフト

中国で、日本車パクリが急減

第二の理由は、中国人好みのデザインが似ていること。

具体的には、「でっかい口(くち)」。つまり、ラジエターグリルが大きいことだ。

ここには、「口がデカい→空気を多く吸う→エンジンが大きい→立派で偉い」という中国独特のロジックがある。

中国は、面子(メンツ)を重んじる社会。クルマは富裕層にとっても、庶民にとってもステイタスシンボルだ。そのうえで「他人のクルマより、偉そうで立派に見えること」が重要視される。

日系メーカーは2000年代中盤過ぎまでは、日本やアメリカで企画し生産するクルマを、中国人好みに微調整する程度のアレンジをしていた。

例えば、中型セダンに高級な革張り仕様を設定したり、フロントグリルやリアのコンビネーションライト周辺にメッキ加飾を施したりといったものだ。

その後、日系の各メーカーが中国内にデザインスタジオを設けて、中国人のクルマの好みについて“深堀り研究”を進め「中国市場向けの専用車の開発が必然」という結果に達したのだ。

クルマのパクリは減ったが許しがたい“日本パクリ”が!

中国ショーでくまモンのパクリが!しかし日本車パクリは急減

以上のような理由で、各メーカーから「中国人好みデザインのSUV」が乱発されているのが実情だ。

ここでは「誰が誰のデザインをパクった」という観点ではなく、「どれもこれも、なんだか同じ」という結果になってしまったといえる。

なお、北京ショー会場で唯一、中国による許しがたい「日本パクリ」に遭遇した。それは「くまモン」だ!

熊本地震で、未だに大きな余震が続いている現状を考えると、なんとも悲しい気持ちになった。

[Text:桃田健史]

筆者: 桃田 健史
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