プジョー 2008(新型クロスオーバー) 国内試乗レポート/森口将之(1/3)
- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:和田清志
今年はクロスオーバー車の当たり年
「クロスオーバーって日本では売れないんですよ」
10年ぐらい前、とある国産車のエンジニアから聞いた言葉だ。そのクルマは海外ではクロスオーバースタイル一本で販売されたが、我が国ではそれに加えて、わざわざオンロード風スタイルの車種を用意して売っていた。自分は雪国に住んだりオフロードを走ったりしないから、クロスオーバーは不要と考える人が多かったのがその理由。つまり機能で判断していたようだ。
それが今では一転。「日産 ジューク」が登場したあたりから風向きが変わって、特に今年はコンパクトクロスオーバーの当たり年になりそうなほど流れがきている。すでに国産車では「スズキ ハスラー」と「ホンダ ヴェゼル」が登場しているが、今年は輸入車のニューカマーが次々に上陸しそう。その尖兵として、今月発売されたのが「プジョー 2008」だ。
とある日本車がプジョーを奮い立てた!?
プジョー 2008がデビューしたきっかけはたぶんジュークだろう。フランス車が得意とするBセグメントに、とびきり個性的なデザインをまとって、2010年にこともあろうにパリでワールドプレミアされた。フランス人たちは「やられた!」と思ったはず。プジョーは2年後のパリモーターショーで2008をコンセプトカーとしてお披露目し、昨年欧州で発売した。
といっても、プジョーにはすでに「3008」があるし、「三菱 アウトランダー」や「RVR」のOEM版を「4007」や「4008」として売っている(日本未導入)。欧州ブランドの中ではクロスオーバー経験が豊富なほうなのだ。
その経験にフランスならではのセンスが加わって、2008、なんとも魅力的なクロスオーバーに仕上がっていた。
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