日産 新型 ノート NISMO S 速攻試乗レポート/国沢光宏(2/3)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:阿部昌也
こんなにワクワクさせられる試乗は久しぶり
久々にワクワクしながら試乗してみた。1速にシフトしてクラッチミートしたら「おおお!」。1.6リッターは140馬力と地味なスペックながら、低い回転域からトルクを出しており、一昔前なら160馬力くらいのイメージ。往年の「ホンダ シビックSi」くらいのパフォーマンスを持っている。
エンジン音も勇ましい。全回転域で静かなスズキのスイフトスポーツと違い、高回転まで引っ張るとムカシのような大きな音量でこそないものの、気分盛り上がります。こういうエンジンに出会うと、最近すっかり忘れていた「マフラー変えようか」という気持ちになるから不思議(いちおうノートNISMO Sにも専用エキゾーストが付いてます)。
ワインディングの下りでコイツに出会ったら・・・
足回りも標準の日産 ノートとは全く違う。しっかり減衰力を出していながら、乗り心地良い。キチンとサスペンションが動いている。むしろ標準のノートより快適だと思えるほど。ハンドルのセンター付近の挙動のみチョロチョロするけれど、慣らしを十分行えば(試乗車は走行わずか500kmの新車)改善するかもしれません。
いずれにしろ、タイヤサイズ205/45R17というノートクラスとしては過激なスペックを持つブリヂストン ポテンザ S007を履きこなせている。「ワインディングロードの下り坂でこいつに出会ったら、本格的なスポーツカーでも引き離せないと思う・・・」みたいな1980年代風の試乗レポートを書きたくなります。
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