アウディ、ターンパイクで電気自動車「e-tron」の試乗会を実施
アウディ ジャパンは、11月16日~18日の3日間、電気自動車のプロトタイプ(先行開発車両)「アウディ e-tron」の試乗会をアジア各国のメディアに向けて開催した。
この「アウディ e-tron」試乗会はアジア初の試みとなり、スポーツ性能を存分に味わうため、「TOYO TIRESターンパイク」(神奈川県小田原市)を全面貸切とした特別なコースを用意。
「アウディ e-tron」は、アウディのスローガンである「Vorsprung durch Technik(技術による先進)」を体現する、先進的なデザイン、パワーと環境性能を両立させたスポーティな電気自動車。
試乗会当日は、イベントのためにドイツ本社より空輸した「アウディ A1 e-tron」と「アウディ A3 e-tron」の2種類のプロトタイプが用意された。
また、ドイツ本社よりEモビリティ戦略担当者を迎え、アウディの取り組みを以下のように発表した。
「アウディ e-tronは、グローバルトレンド(ガソリン価格の高騰、気候変動、人口構造の変化)と、お客様の期待(快適性と安全性、走る楽しさを犠牲にしない、環境意識の向上)を的確に捉えた持続可能なEモビリティであり、航続距離やスポーティな走行性能など、現在のEVが抱える課題に対し1つのソリューションを提案する、アウディのビジョンを具現したモデルです。
ドイツ本国ではすでにA1 e-tronの実証実験を開始しており、また2012年末にはR8 e-tronを、そして2014年にはプラグインハイブリッドの市販化も予定しています。」
アウディ A1 e-tron
発電をしながら走行距離を延ばすレンジエクステンダー付きの電気自動車。搭載される電気モーターは最高出力75kW、最大トルク240Nmを発生、最高速度は130km/hに達する。
車両状況に応じ小型内燃エンジン(254 ccのロータリーエンジン)がバッテリーを充電、航続距離を最大で250kmまで延長できる。なお、最初の50kmは電気モーターのみでの走行も可能。
アウディ A3 e-tron
26.5kWhのリチウムイオンバッテリーとモーターのみで駆動する電気自動車。リアシート下とセンタートンネル部分にバッテリーを配し、室内、荷室空間を犠牲にすることなく5名乗車を実現。
最高出力は85kW、最大トルクは270Nmを発揮。最高速度は146km、航続可能距離は135km(欧州のNEDCモード)となっている。
※アウディ A1 e-tron およびA3e-tronはプロトタイプであり、発売、日本市場への導入時期などについては未定。
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