ボルボ、事故の衝撃をシミュレーションする体重計を制作
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ボルボ・カーズ・ジャパンは、株式会社タニタの技術協力を得て、交通事故が起きた際の衝撃をわかりやすく表示する「衝撃体重計」を制作したと発表した。
ボルボでは、この体重計をショールームなどに展示し、シートベルト着用率の向上に取り組む。
体重をもとに衝突時に体にかかるエネルギーを計算
この体重計では、ボルボの衝突実験データを基に体重から事故の際の荷重値を推測し、時速25キロ、40キロ及び55キロにおける数値をkgで表示する。
例えば、体重50kgの人が時速25キロの速度で衝突した場合1,250kgもの大きなエネルギーが胸部にかかることが表示される。
この数値を目にすることで、シートベルトをしないリスクを瞬時に理解していただき特に後席のシートベルト着用率やタクシー乗車時のシートベルト着用率の向上を狙うという。
ボルボ・カ―ズ世田谷に展示
秋の交通安全運動の期間を翌週に控え、9月14日から21日までボルボ・カーズ世田谷に設置される。
また、事故の際の衝撃を視覚的にわかりやすく伝える別の展示物として、事故の衝撃が実際に椅子を積み上げてどれくらいの高さから落ちることに匹敵するか、一目でわかる展示物も設置される。
時速15kmの場合:高さ:約45cm(イス1脚分)
時速20kmの場合:高さ:約1.8m(イス4脚分)
時速30kmの場合:高さ:約3.6m(イス8脚分)