三菱、欧州向け電気自動車の生産開始
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三菱自動車(以下、MMC)は6日、水島製作所において、MMCの新世代電気自動車『i-MiEV(アイ・ミーブ)』の欧州仕様車、およびPSAプジョー・シトロエン社(以下、PSA)向けプジョー・ブランド『iOn』、シトロエン・ブランド『C-ZERO』の生産を開始したと発表した。
MMCは、昨年より日本国内仕様の『アイ・ミーブ』を生産・販売している。欧州仕様の電気自動車はこれに続くものであり、『アイ・ミーブ』の本格輸出を開始する。本年度はPSA社向けも合わせ5,000台の欧州向け車両を生産する計画。
益子社長は水島製作所での式典で、「内燃機関のクルマの大量生産が始まって約100年。昨年、私たちは、『アイ・ミーブ』で、その次の第一歩を踏み出すことができました。そして、本日は、第二歩目として、電気自動車のグローバル展開を図るため、欧州に向けて量産を開始します。これは、自動車業界にとって大きなステップであると同時に、欧州での新しい電気自動車社会が始まることを意味します。」と語った。
『アイ・ミーブ』欧州仕様車は、日本仕様に比べ、外観では前後バンパーのデザインを変更し、安全性と安定感を高めたほか、内装ではインストルメントパネル中央部を変更し、居住性を改良している。
販売予定国 : アイルランド、イギリス、イタリア、オランダ、オーストリア、スイス、スウェーデン、スペイン、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、フランス、ベルギー、ポルトガル