“泣き顔レクサス”新型LCがついに発売!価格は1300万円から

新型LC500h

レクサスは、ラグジュアリークーペLC500とLC500hを3月16日より発売した。

ガソリンモデルは2016年1月に開催されたデトロイトショー2016で発表され、その2ヵ月後の3月にはジュネーブモーターショー2016でハイブリッドモデルが世界初公開された。フロントフェイスの泣いているかのような“涙目”デザインが印象的だ。

新型LCは、今後のレクサスFRラインアップに展開されるGA-Lプラットフォームやマルチステージハイブリッドシステムなど最先端技術の採用に加え、徹底的な作り込みによって独創的なデザインや、すっきりと奥深い走りを実現。運転する喜びを提供し、ユーザーのライフスタイルをより豊かにするクルマとなることを目指して開発された。

新型LCの価格はガソリンモデルのLC500が13,000,000円~14,000,000円、ハイブリッドモデルのLC500hは13,500,000円~14,500,000円。

▼新型LCの主な特長

◇コンセプトカーLF-LCのデザインイメージをモチーフとした唯一無二のデザイン

2012年にデトロイトモーターショーで発表したコンセプトカーLF-LCの革新的なデザインイメージをモチーフに、新開発プラットフォームによる骨格を活かすことで、走行性能の要件とデザインの狙いが合致した独創的なデザインへと昇華させた。

新型LC500

▽GA-Lプラットフォームを活かし、走りのイメージを具現化したエクステリア

・低重心かつ低い全高とワイドな全幅でアグレッシブなスタンスを実現し、四隅のタイヤを強調するフェンダーが張り出した、抑揚ある立体構成でクーペとしての機敏さを表現。さらに、各部位の表面は艶やかな曲面とシャープなラインで構成され、ラグジュアリークーペにふさわしいエレガントさを強調している。

・フロントは、下端からボンネットフードへと続く流れを強調し、ボディと一体化させ躍動感を高めたスピンドグリルを中心に、新開発の超小型3連LEDヘッドランプユニットと、L字型に発光するLEDクリアランスランプ(デイライト機能付)を配置することで、精悍かつエレガントな表情を演出

新型LC500

・リアは、中央部にフロントからの流れを受けたスピンドル形状のテーマを採用。テールランプ外側から縦下方向に伸びたターンシグナルランプや、マフラーディフューザー左右下端の配置と合わせ、重心の低さとワイド感を強調

・外板色は高彩度なイエローの発色を実現し、スポーティなイメージを際立たせる新規開発色ネープルスイエローほか、全11色を設定

>>新型LCのエクステリア・インテリアデザインを写真で見る

新型LC500h

▽ドライビングプレジャーと快適性が融合したインテリア

・ドライビングの高揚感を演出するコクピット空間と、乗員を包み込むおもてなしの助手席側空間を融合し、艶やかさと先進的な機能性とを兼ね備えた独自のラグジュアリー性を実現

・ステアリングホイールは、握る位置に合わせて断面形状を緻密に変化させ、手にしっくりと馴染むよう配慮。パドルシフトにはマグネシウム素材を使用し操作性と高い質感による、ドライビングプレジャーの高まりを演出

新型LC500h

・コックピットは、ドライバーとクルマの一体感を醸成するドライビングポジションとし、ペダル配置、ステアリング傾角、シートのホールド性など、徹底した走り込みに基づく細部にこだわったレイアウトを表現

・助手席は、人を包み込みながら、車両前方へ視覚的に広がりを感じさせる空間づくりを目指した。開放的なガラスパノラマルーフのほか、表皮にレザーやアルカンターラを採用し、触って感じる素材感や使うたびに深まる心地よさをレクサス独自の感性をクラフトマンシップによる繊細で高品質なモノづくりで実現

・シートは樹脂成形サイドサポートの採用などによりホールド性や着座時の圧力分配を追求。セミアニリン本革シートはホールド性と斬新なデザイン両立のため、シートのメイン部とサイド部を分割したレイヤー構造を採用。また、アルカンターラスポーツシートは、より高いホールド性を実現するため、表皮一体発泡工法を採用。いずれのシートもスポーツ走行からクルージングまで、あらゆる走行シーンで楽しく快適なドライビングを提供。

>>新型LCのエクステリア・インテリアデザインを写真で見る

◇新開発GA-Lプラットフォームの採用による『より鋭く、より優雅』な走りの実現

レクサスFRラインアップの基礎となる新開発GA-Lプラットフォームを採用。慣性諸元の作りこみやボディの高剛性・軽量化に徹底的にこだわり、FR車が持つ本質的な魅力である優れた走りとデザインの実現に大きく寄与している。

新型LC500

▽原点に立ち返った基本性能の追求

・フロントミッドシップレイアウトを採用し、エンジンなどの重量物を車両中心近くに配置。さらに軽量のCFRPやアルミ部材の積極的な採用で、重心高を下げるとともに、慣性モーメントを低減し、優れた慣性諸元を追求。回頭性に優れた素直なハンドリングを実現している。

・ボディは高い剛性を確保することに加え、走行中のボディへの力の入力や変形特性にも着目し、フレーム全体のねじれ特性を均一化。コーナリング時の姿勢変化を滑らかにしている

・フロント・リアともに新開発サスペンションを採用。フロントのハイマウントマルチリンクサスペンションは、運転操作や路面からの入力に対し、より細かな動きをコントロールできるダブルジョイント式上下4本アーム構造を採用し、高い応答性を実現。さらにアームを低く配置することで、21インチタイヤ装着や低いフード高の実現にも寄与。リアのマルチリンクサスペンションも、フロントと同様にジオメトリーの最適化や摩擦低減により、優れた安定性と乗り心地を実現している

新型LC500

・タイヤは20インチ・21インチを設定。万が一のパンク時にも一定距離の走行が可能なランフラットタイヤとし、スペアタイヤが不要になったことによる軽量化に加え、クーペらしいスタイリングの実現にも寄与。また、タイヤの剛性を最適化することで、従来のランフラットタイヤと比較して乗り心地を向上させている

・“S Package”は標準装備のレクサス・ダイナミック・ハンドリングシステム(LDH)に新たにトルセンLSDを組み合わせ、旋回中の加速性能を向上。また、ダイナミックリアステアリング(DRS)の制御を進化させたアンダーステア/オーバーステア制御や、VGRS、アクティブリアスポイラーなどの先進技術を積極的に採用し、クルマを操る愉しさと安全性を高次元で両立

◇世界初マルチステージハイブリッドシステムをはじめとする先進技術の採用

ハイブリッドのイメージを刷新する世界初のマルチステージハイブリッドシステムやDirect Shift-10ATなど、心地よいリズムとエンジンサウンドで、走る愉しさを創りだす最新のパワートレーンを採用

新型LC500h

▽ハイブリッドのイメージを刷新するマルチステージハイブリッドシステム

・マルチステージハイブリッドシステムは、レクサスのハイブリッドシステムに有段ギヤを組み合わせた世界初の機構。高回転化したV型6気筒3.5Lエンジンと走行用モーター両方の出力を制御することで、低速から力強い駆動力を生み出しパワフルな走りを実現。加えて、低速域から高速域まで、システム効率の高い動作点を選択し、EV走行領域も拡大することで、エモーショナルな走りと燃費性能に優れた快適なクルージング走行を両立した

・10段の変速制御で、あらゆる走行シーンにおいて、ドライバーの意図に忠実なエンジン回転数の変化や応答性の良いモーターアシストを可能とし、アクセル操作に連動したダイレクトな加速フィーリングを実現。エンジン回転と加速感がマッチした、ダイナミックな走りを生み出す新しいハイブリッドシステムとした

新型LC500h

▽パワフルでリズミカルな加速を実現するV85.0LエンジンとDirect Shift-10AT

・レクサスのハイパフォーマンスエンジンとして実績のあるV8 5.0L 2UR-GSEエンジンを採用。自然吸気エンジンに求められる優れたレスポンスと躍動的なエンジンサウンドを実現するとともに、直噴機構D-4Sやアトキンソンサイクル化などにより、燃費性能も確保している

・エンジンサウンドは、「天使の咆哮」と呼ばれたLFAのスポーティかつ高揚感あるサウンドテイストを継承。エンジン吸気脈動を利用したサウンドジェネレーターと、排気切りかえバルブにより、クルージング時の静粛性と加速時の迫力あるサウンドを両立させている

・新開発Direct Shift-10ATは、シフトチェンジの際の心地良いフィードバックと、切れ味の良い変速を実現したほか、構成部品のアルミ化による大幅な軽量化と部品の小型化を実施。また、アクセルやブレーキ、車両のG(重力加速度)から、ドライバーの意図を読み取り、最適なギヤを選択する新制御も採用

新型LC500h

▽快適なドライビングを提供する先進技術の数々

・サウンドシステムは、補正をかけない状態で音質を高めるため、機器の基本性能向上に加え、搭載位置も徹底的に検証。また、ボディ骨格から音響空間を設計し、機器で測定できない領域まで徹底的にこだわり、運転の愉しさを際立たせるサウンドを実現している。さらにオプション設定のマークレビンソンリファレンスサラウンドシステムは、圧縮音声をリアルタイムに分析し、音質を向上させるクラリファイテクノロジーにより、自然なサウンドを提供する

・オートエアコンと連動して、シートヒーター、シートベンチレーションおよびステアリングヒーターを統合制御するレクサスクライメイトコンシェルジュや、新たにスクロールやピンチ操作による画面の拡大を可能年、直感的操作に対応した新型リモートタッチを採用。さらにLFAの意匠・機構を受け継ぐ可動式メーターを採用し、先進的でスポーティなコックピット空間としている

新型LC500

▽予防安全パッケージLexus Safety System+を始めとする先進安全技術

・先進予防安全パッケージLexus Safety System+を全車標準装備。歩行者検知機能付衝突回避支援タイプ「プリクラッシュセーフティ」、車線逸脱による事故の予防に貢献する「レーンキーピングアシスト(LKA)」、夜間歩行者の早期発見に寄与しロー・ハイビームを自動で切り替える「オートマチックハイビーム(AHB)」、そして設定車速内で先行車の車速に合わせて速度を調節することで一定の車間距離を保ちながら追従走行できる「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」をパッケージ化。高い認識性能と信頼性を両立し、多面的な安全運転支援を可能にしている

・エンジンフードを4つの支点でポップアップさせる4点式ポップアップフードをレクサス初採用。低いフードのデザインと万が一の衝突時における歩行者保護性能を両立している

◇匠の技と最先端の生産技術を駆使した生産ライン

LCの生産ラインは、従来の車両工場とは大きく異なる設計としレクサスが誇る匠の技術を発揮できる環境を創りだしている。

▽元町工場LC専用組立ライン

・元町工場に、LC専用の組立ラインを新たに設置。床面や天井を白一色とし、より作業のしやすい環境を整備。また、品質確保のため、一人ひとりの作業工程をタブレット端末で確認するなど、最先端の生産システムを導入している

▽最新の生産技術

・LFAで開発したCFRP製造技術RTM(樹脂注入成形法)をさらに進化させ、LCへのCFRPルーフ採用を実現したほか、異種材同士を締結するセルフピアッシングリベットを採用し、アルミダイキャストサスペンションタワーの採用を可能とした。また、インテリアの表皮巻きやステッチはすべて手作業で仕上げるなど、LCが目標としたデザイン・走行性能の実現にはレクサスの生産技術が大きく貢献している

価格

新型LC500hと新型LC500

LC500:13,000,000円

LC500 Lパッケージ:13,000,000円

LC500 Sパッケージ:14,000,000円

LC500h:13,500,000円

LC500h Lパッケージ:13,500,000円

LC500h Sパッケージ:14,500,000円

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

レクサス LCの最新自動車ニュース/記事

レクサスのカタログ情報 レクサス LCのカタログ情報 レクサスの中古車検索 レクサス LCの中古車検索 レクサスの記事一覧 レクサス LCの記事一覧 レクサスのニュース一覧 レクサス LCのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる