マツダ、新型「デミオ」に1.5L ディーゼルターボエンジン搭載を発表
ポスト新長期規制をクリアするディーゼル・コンパクトカーを、日本市場導入予定
マツダは、今夏にも発売を予定している『新型 デミオ』に「スカイアクティブ テクノロジー」を採用した、1.5リッタークリーンディーゼルターボエンジン「SKYACTIV-D 1.5」を新開発し、『新型 デミオ』に搭載すると発表。
新型「デミオ」に搭載する「SKYACTIV-D 1.5」は、日本のポスト新長期規制をクリアするクリーンディーゼルエンジンだ。
「SKYACTIV-D 1.5」は既に「CX-5」などに搭載されている「SKYACTIV-D 2.2」新世代クリーンディーゼルエンジンと同様に、低圧縮比を採用しながら「理想の燃焼」を追求している。
その結果、「SKYACTIV-D 2.2」では高価なNOx後処理装置無しで高い環境性能を実現しながら、2.5リッターガソリンエンジン並みのトルクフルな走りかつ、高回転までリニアに加速する優れた動力性能を実現。
「SKYACTIV-D 2.2」で実現した数々の革新的技術を踏襲し、燃焼における「均質リーン化領域のさらなる拡大」、エンジン小型化による冷却損失増大を抑制するための「断熱」技術、さらなる「機械抵抗低減」などの燃費改善技術を追加採用するなど、コンパクトカーに最適なパワートレインとして進化させている。
アイドリングストップ技術「i-stop」、減速エネルギー回生システム「i-ELOOP」と高効率トランスミッション「SKYACTIV-DRIVE」や「SKYACTIV-MT」と組み合わせることにより、走る歓びの実現とともにハイブリッド車、軽自動車を除く、内燃機関搭載車として最高のモード燃費と大幅な実用燃費の改善を図り、全てのユーザーに走る歓びと優れた環境、安全性能をお届けするという「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言」の実現を目指している。
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『SKYACTIV-D 1.5』の特長
・小排気量ディーゼルエンジンで最も低い圧縮比14.8を採用しながら理想の燃焼効率を追求
・高分散噴霧のソレノイドインジェクターと段付エッグシェイプピストンによる火炎の壁面接触低減、過渡燃焼制御技術により冷却損失を抑制
・高圧EGR&低圧EGRシステムを採用、これにより均質リーン化領域を拡大し燃費環境性能、パフォーマンスフィールを向上
・エンジン冷却システムに冷却水制御バルブ(CCV)やウォータージャケットスペーサーを採用、これにより、燃焼効率改善と機械抵抗低減を実現
・低速域から高速域まで十分な過給圧が得られる回転センサー付きの可変ジオメトリーターボチャージャーを採用
・吸気管一体式水冷インタークーラーを採用、加速レスポンスおよび過給効率を向上
・高価なNOx後処理システム無しで、日本ポスト新長期規制、欧州ステージ6をクリアする高い環境性能を実現
『SKYACTIV-D 1.5』の主要諸元(社内測定値)
エンジン:直列4気筒1.5L直噴ディーゼルエンジン/排気量:1.497L/ボアxストローク:76.0mmx82.5mm/圧縮比:14.8/最高出力(ネット):77kW〈105PS〉/4,000rpm/最大トルク(ネット):250N・m〈25.5kgf・m〉/1,500-2,500rpm
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