ポルシェ、カイエンS ハイブリッドをSUPER GTのファースト・レスキュー・オペレーション車両として提供
ポルシェ ジャパンは、SUPER GTシリーズのファースト・レスキュー・オペレーション車両(以下FRO)として、カイエンS ハイブリッドを提供することを決定した。
FROとはSUPER GTシリーズのレース中にアクシデントが発生した際、迅速に救助活動を行うことを目的としたものである。全戦常にドライバー、ドクター、レスキュースタッフが乗車し待機している。ドライバーレスキュー車両である。
今回、ポルシェ ジャパンが提供するカイエンS ハイブリッドは、245kW(333PS)を発生する3リッターV6スーパーチャージャー付きエンジンと34kW(47PS)を発生するモーターを搭載し、モーターは低回転域で333PSのスーパーチャージャー付きエンジンをアシストして、GTカー顔負けの、わずか1,000rpmで580Nmの最大トルクを生み出す。
システム総出力380PSを誇るカイエンS ハイブリッドは、速やかな救助活動を実施するためのパフォーマンスとレスキュー用具を収納するラゲッジスペースを兼ね備える。その上環境性能にも優れており、新時代のFRO車両と言えるだろう。
カイエンSハイブリッド FRO車両の贈呈式は、5月4日(祝)に富士スピードウェイで開催されるSUPER GT第2戦において行われる予定である。
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