ホンダ 新型ステップワゴン 燃費レポート vol.3/市街地編・総評(1/2)
- 筆者: 永田 恵一
ホンダ 新型ステップワゴン 燃費レポート/市街地編
2017年9月に追加されたステップワゴン スパーダ ハイブリッドの燃費レポートはこちら[2017/11/17追記]
>>ホンダ STEPWGN ハイブリッド燃費レポート|街乗りの燃費を大幅改善!待ちに待ったハイブリッドの実力を徹底評価!
新型ステップワゴンは、市街地においては非常に乗りやすいクルマであった。
まず特筆したいのが“ドライバビリティの素晴らしさ”だ。ストップ&ゴーの多い市街地だと、1.5リッターターボの常用域から2リッターNA以上に太いトルクやCVTのセッティングも含むアクセル操作に対し、実に自然なレスポンスがより際立つ。
“アイドリングストップの完成度”も非常に高い。
新型ステップワゴンのアイドリングストップは不要なアイドリングストップが起きにくい、停止後にブレーキを踏み足すことによりアイドリングストップを開始するタイプ。エンジン再始動は非常に早く、セルモーターの音も車内で気を抜いていると分からないほど静かだ。
4気筒エンジンのアイドリングストップとしては最上級のレベルと言えるだろう。
ちなみに新型ステップワゴンのスタートボタンは、たいていの車がパソコンの起動ボタンを押すように“ポン”と押すくらいでセルモーターが回ってエンジンが始動するものであるのに対し、新型ステップワゴンはしっかりとボタンを押さないとエンジンが始動しない。
これはセルモーターがあまりに静かなためにスタートボタンをしっかりと押すような体感的な動作がないと、タコメーターを見なければエンジンが掛かったかどうかが分からないためだろう。
そういった異例ともいえる対応が必要なほど、新型ステップワゴンに搭載されているセルモーターは静かなのである。
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