【燃費】トヨタ 新型ノアSi(ガソリンモデル)燃費レポート/永田恵一(1/5)
- 筆者: 永田 恵一
今回の燃費レポートは、新型ノアのガソリンモデルにおける実燃費を測定!
「トヨタ ノア&ヴォクシー」は、「日産 セレナ」や「ホンダ ステップワゴン」などと並んでファミリーカーの定番である5ナンバーサイズのミニバンだ。
そんなノア&ヴォクシーが今年1月に「3代目」へとフルモデルチェンジされ、発売僅か1ヶ月で月販目標台数(8,000台)の7倍を超える、約「6万1,000台」もの受注を集める大人気モデルとなっている。
新型ノア&ヴォクシーの特徴としては、2代目に対して「使い勝手を大きく向上」させたことが挙げられる。
2代目はライバル車に対してラゲッジスペースが狭いこと(セレナやステップワゴンは全長が5ナンバー枠いっぱいの約4,700mmとされた)や、室内高もセレナ・ステップワゴンに見劣りしており、ミニバンでは最も重要な「室内空間」において劣勢となっていた。
2リッターガソリンは、先代から引き継がれたバルブマチック(152馬力&19.7kgm、ガソリンエンジンは出力制御に通常スロットルバルブを使うが、スロットルバルブを使うことによる吸気時の損出は意外に大きなものであるため、バルブマチックでは出力制御をスロットルバルブではなく、吸気バルブのリフト量の調整により行うことで燃費とパワーを両立している)であるが、現行ノア/ヴォクシーではほとんどのグレードにアイドリングストップが装備された。
さらに現行ノア/ヴォクシーにはエアコンの冷気を蓄える「蓄冷エバポレーター」も備えられており、夏場のアイドリングストップ時間を延長することで燃費の向上に寄与している。
トランスミッションもタイプ自体は先代と同じCVTだが、変速幅がより広いものに変更されたことも燃費向上に貢献し、アイドリングストップ付きのガソリン車のJC08モード燃費はFF車で16.0km/Lと、先代に比べ約20%向上しているだけでなく、ライバルと比べても簡易型ハイブリッドとなっているセレナのメイングレードと同等、ステップワゴンに対しても優位なものとなっている。
ガソリンエンジンを搭載する現行ノア/ヴォクシーのグレード体系は標準タイプと、ミニバン全般で人気になっているエアロパーツや大径ホイールを装備したスポーツ系に分かれるが、今回のテストではスポーツ系のノアSiの7人乗り(FF車、267万4285円、JC08モード燃費は16.0km/L)を起用した。
テストは3月24日(月)の午前中に開始し、午後6時頃に帰京するというスケジュールで行った。天候は終日晴れ、最高気温も19度と過ごしやすいコンディションで、交通状況もまずまずの流れであった。
なお、現行ノア/ヴォクシーのアイドリングストップはエアコン作動中のアイドリングストップ時間をノーマルと燃費重視のロングから選択できるが、今回のテストではノーマルを選択した。
燃費測定の基本ルール
・燃費の測定は、車両に純正搭載されている車載燃費計を使用
・スピードは流れに乗ったごく一般的なペースで走行
・車両の状態もエアコンは快適に過ごせる温度(オートエアコンなら25度)に設定
・走行モードが選択できる場合にはノーマルモードを選んで走行
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