スバル XVハイブリッド 燃費レポート(1/5)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:永田恵一
スバル初のハイブリッドカーとして、現在販売好調のXVハイブリッドの実燃費をテスト!
クロスオーバーSUV「スバル XVハイブリッド」は、今年6月に登場した“スバル初のハイブリッドカー”。
XVハイブリッドの前身となる「スバル XV」自体は2012年9月に既に登場しており、その位置付けはインプレッサベースのクロスオーバーだ。
インプレッサとの大まかな違いは、最低地上高が200mmまで上げられているほか樹脂製のオーバーフェンダーなどが追加されており、SUVとしてアウトドア志向が強められている。レガシィツーリングワゴンに対するアウトバックのような存在と思って頂ければ良いだろう。
そんなXVハイブリッドに搭載されているハイブリッドシステムには、CVTの中に10kW(13.6ps)のモーターが組み込まれている。モーターはアシスト的な役割が中心となるが、エンジンとモーターを組み込んだCVTを切り離すクラッチを備えており、モーターのみでの発進やEV走行も可能だ。
システム的には現在、ホンダがCR-Zなどに搭載している「IMA」に近いものとなる。そして、駆動方式はもちろんスバル伝統の「フルタイムAWD」である。
バッテリーはニッケル水素で、ラゲッジルーム下に綺麗に配置されており、通常のXVと同等のラゲッジスペースが確保されていることは高く評価したい。
搭載エンジンは、通常のXVと同じ排気量の「2リッター水平対向4気筒」。XVハイブリッドのエンジンは、XVに対して数値的な違いは圧縮比が0.3高いくらいだが、実はエンジン内部で徹底的なフリクション低減などが施されており、ハイブリッド専用のエンジンとなっている。
その結果、XVハイブリッドの燃費は「20.0km/L」と、XVの「15.8km/L」から向上している。
エコカー減税も、XV購入時の「取得税・重量税50%軽減」+翌年の「自動車税25%減税」に対し、XVハイブリッドは「取得税・重量税100%減税(免税)」+翌年の「自動車税50%減税」となっている。XVハイブリッドはXVに対して車両価格が31万5,000円高いのだが、前述のエコカー減税の恩恵により、購入時の差額は実質的に20万円強にまで縮まるのは嬉しい点だ。
今回のテストでは、最近のスバルでは大きな売りの一つとなっている「EyeSight(アイサイト)」を装備した「2.0i-Lアイサイト」(278万2,500円)を起用した。
テストは9月3日(火)の早朝から行った。当日の天候は最高気温が32℃まで上がる猛暑日で、途中ゲリラ豪雨にも見舞われた。
なお、走行モードは他車のノーマルモードに相当する「Iモード」を使用している。
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