トヨタ アクア(S ツーリングパッケージ) 燃費レポート(2/5)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:オートックワン編集部/永田恵一
トヨタ アクア 燃費レポート【高速道路編】
アクアのハイブリッド関係の走行フィーリングは、もう当たり前のものとなったトヨタの2モーターハイブリッドそのものだ。
具体的には、通常の加速ならモーターだけで発進、おおよそ10km/h台後半でエンジンも加わり、後はクルマ側がモーターとエンジンを最適に使い分けてくれる、というもの。
動力性能は公表されるシステム出力こそ100馬力とそれほどでもないが、トヨタのハイブリッド2モーターシステムはトランスミッションを持たないのに加え、モーターのレスポンスの良さもあり、高速道路の合流や追い越し加速でアクセルを深く踏めば、「こんなに速いのか」と感じるほどの瞬発力を見せる。例えれば、控えめに言って1.6リッター級といったところだ。
ただし、1.8リッターエンジンを搭載し、バッテリー容量用がアクアより大きいプリウス(1.31kWh、アクアは0.94kwh)と比べると、プリウスが車体を「グイグイ」と引っ張る加速フィーリングなのに対し、アクアはバッテリー容量が小さく、バッテリーから引き出せる電力も少ない。そのため、結果的にモーターがアシストする出力も小さく、プリウスほどの瞬発力はない。加速フィーリングを例えると「スルスル」といった印象だ。
この区間での燃費は24.0km/Lだった。この数値は人によってかなり感じ方が違うものだと思う。燃費がリッター15kmくらいのコンパクトカーに乗っている人なら「さすがハイブリッド」と感じるだろうし。しかし、このペースなら現行プリウスのオーナーや乗った経験のある人なら「このくらいしか走らないの?」と感じるかもしれない。
トヨタ アクアの高速道路の実燃費/24.0km/L
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