日産 ムラーノ 試乗レポート(1/4)
- 筆者： 日下部 保雄
- カメラマン：島村栄二
この強烈な顔で世界を席巻する
北米で成功し、日本でもマーケットを築いたムラーノがフルチェンジして二代目となった。ムラーノの主戦場は北米、従って二代目ムラーノも主なマーケットはアメリカとなる。ただ新型は輸出市場を広げてより大きなグローバル展開を図ることになる。
エクステリアデザインは従来型のモチーフをトレースしているので共通のイメージを持っているが、フロントグリルはもちろん、フェンダーまわり、リアエンドも大きく変わっているのですぐに新型とわかる。インテリアは上質な居心地のよさをテーマにユッタリした質感を出している。
まずキャビンで注目されるのはラゲッジルームのカーゴバイダーで、これはショピングバッグなどを置いても倒れない工夫だ。またバックドアはオプションで自動開閉が出来る。さらにラッゲージルーム側からリアシートの前倒しと電動復帰が可能で、自動復帰は運転席からでも出来る。ちょっとしたことだが結構便利な装置だ。さらにリアサスペンションの取り付け部を工夫したことで9インチのゴルフバッグが5セット積めるほどの広大なスペースが確保されている。
またサイドシルまで覆われるドアのために乗降の際に衣服に汚れが付きにくいというのもこの種の背の高いSUVには有効だ。
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大学卒業後、モータージャーナリズムの世界へ入り、自動車専門誌をはじめ各媒体に新車の試乗レポートやコラムを寄稿。最近では、雑誌媒体のほかにFMラジオやインターネット自動車情報サイトでも活躍。記事一覧を見る
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