ミツオカが限定4台の特別仕様車を発表|ヒミコ 乱〈RAN〉発表会
- 筆者: 小鮒 康一
- カメラマン:小鮒 康一
光岡自動車は、三越日本橋本店が開催するイベント「GSJ PREMIUM WEEK ~Vol.2~」の連動企画として、4台限定の特別仕様車「ヒミコ 乱<RAN>」を本日、発表した。
光岡自動車と三越とのつながりは以前からあり、2014年には三越との初コラボレーションモデルである「ビュート ミヤビ」を発表したほか、当時のフラッグシップモデルであったオロチの最終生産仕様として5台限定の特別仕様車「ファイナル・オロチ」を展示したこともあった。
光岡自動車と三越のユーザーについて「かなり重なる部分がある」と語るのはオロチのデザイナーとしても知られる同社の青木孝憲氏。
「ミツオカを選ばれるお客様も三越をご利用されるお客様も、少々値段が張っても良いもの、自分自信を表現できるものを選ばれるという共通項がありますので、三越さんとコラボをさせていただいております。」とのことだった。
武の美をテーマとしたヒミコは随所に職人の技が光る
そんな光岡自動車が今回発表した「ヒミコ 乱<RAN>」は、日本古来の「武の美」をテーマにした特別仕様車で、ヒミコ史上最高額となる消費税込み638万円のプライスが付けられているが、特に注目したいのがそのボディカラーだ。
漆黒(しっこく)[ブラック]と、藍鼠(あいねず)[グレー]と名付けられたこのカラーは、「花吹雪」と名付けた1%未満の金色のフレークを塗布した技巧を用い、複雑な立体感を実現している。当然この塗装技術は機械まかせでは不可能で、全て熟練の職人による手作業となる。
ツートン部分の段差をなくすための研磨はもちろんのこと、金色のフレークを吹いた後にクリアを吹き、さらに金色のフレークを吹くという工程を経ているという。写真では伝わりきらないこの塗装はぜひ実物で確認してもらいたいところだ。
ヒミコのベース車はマツダの先代(NC型)ロードスター
ここでクルマに詳しい諸兄であれば、ふと疑問に感じるところがあるのではないだろうか。そう、それはヒミコのベースとなったクルマのことである。
諸元表を見ていただければわかるように、ヒミコのベースはNC型ロードスターなのだが、ロードスターは2015年にND型へとフルモデルチェンジを果たしているのだ。
では、マツダが光岡自動車に旧型を現在も供給しているのかというとそうではなく、光岡自動車がマツダから事前に入手していたものをベースに制作しているのだという。
なお、すでに在庫は今回の限定車4台を含めても両手で足りるほどしかないとのこと。ヒミコは全て注文を受けてから生産をスタートするため、納期には4カ月前後かかるというが、新車のヒミコを狙っている人にとってはラストチャンスと言えそうだ。
モディファイが加えられた内外装は、特別な一台であることを感じさせる仕上がり
ちなみにヒミコは日本はもとより海外で高い評価を集めており、イギリスやマカオなどで正規販売されているほか、モナコなどで個人輸入をしたヒミコが走っているとのこと。
「同じ料理でも、器が違うだけでこんなにも違うのか、と思わされる」(青木氏)と形容するように、海外で見るヒミコは日本で見るのとはまた違った表情を見せてくれるそうで、今回の「ヒミコ 乱<RAN>」も海外からも注目を集めそうな1台である。
[Photo&レポート:小鮒 康一]
【ヒミコ 乱〈RAN〉のスペック】
・全長 4575mm
・全幅 1725mm
・全高 1270mm
・車両重量 1280kg
・駆動方式 FR
・乗車定員 2名
・エンジン 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
・総排気量 1998cc
・最高出力 162ps(6700rpm)
・最大トルク 19.3Nm(5000rpm)
・使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
・ベース車両 マツダ ロードスター(NCEC型)
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