三菱 アウトランダー PHEV vs トヨタ プリウス PHV どっちが買い!?徹底比較(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
【三菱 アウトランダー PHEV vs トヨタ プリウス PHV ~最先端のプラグインハイブリッド2台を徹底比較~】
得なのか損なのか?
エコは損得勘定では語れないが、ユーザーとしては気になるところ。クルマは高額商品。満足度の高いクルマをなるべく安く購入し、少ない出費で維持したい。
特に電気自動車やプラグインハイブリッドなど、モーターを使って走る最先端エコカーは価格が高めだ。購入後の走行コストで、価格差を埋められるか否かが重要になる。
ややこしいのは、ガソリンの給油と充電を両方とも受け付けるプラグインハイブリッドだろう。給油と充電の両方が行えるとなれば、走行に要する出費の計算も難しい。ガソリンと電気では、1km当たりの走行コストが大きく変わるからだ。
そこでアウトランダーPHEVとプリウスPHVを比べてみたい。アコードハイブリッドにもプラグイン仕様があるが、今のところ一般ユーザーには売られていないため、今回は候補から外した。
【リコール後でも、続くアウトランダーPHEVの受注】
比較に入る前に、避けては通れないアウトランダーPHEVのリコール問題に触れたい。
アウトランダーPHEVでは、2013年3月に、リチウムイオン電池のパックの一部が溶けて損傷するトラブルが発生している。三菱自動車は、国土交通省にリコールの届け出を行った。安全対策を講じた上で、2013年8月から生産を再開する。
リコールの届け出が行われてからもアウトランダーPHEVの受注は続いており、当面はすでに注文の入っている車両の生産を行う。そのために納期は遅れ気味で、本稿を執筆している2013年7月中旬時点で注文を入れると、納車は2013年12月から2014年1月頃になる見込みだ。
以前はリコールの届け出は恥ずかしいことと考えられていたが、最近は受け止め方がかなり違っている。メーカーがリコールの届け出を行って注意喚起を行い、対策を立てれば、ユーザーとしては逆に安心できるという見方もある。
実際、先に述べたように、リコールの届け出が行われた後もアウトランダーPHEVの受注は続いている。これは同車が根強い人気を物語るところでもあるだろう。
アウトランダーPHEVは、2リッターのガソリンエンジンを搭載して、前後輪それぞれにモーターを備える。モーター駆動の4WDを成立させた。
駆動方式も従来のハイブリッドとは異なり、エンジンは主に、充電された電力を使い切ってしまった時や電力を温存させている時の発電機として機能する。トヨタやホンダのハイブリッドでは、エンジンの直接駆動を基本とするタイプが多いが、アウトランダーPHEVは、エンジンの駆動系に変速装置を持たない。5速に相当する固定されたギヤだけだ。エンジンの直接駆動は高速時に限られ、主な役割は発電になる。
ちなみに2013年6月に発表されたアコードハイブリッドも、エンジンが直接駆動を行うのは高速道路の巡航時のみ。通常は発電機として機能する。
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