マツダ販売急減の理由は?「CX-4」国内導入も見送り、今後の販売戦略どうなる(1/2)

マツダ販売急減の理由は?「CX-4」国内導入も見送り、今後の販売戦略どうなる
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マツダ、売れ行き急減の理由は?

マツダ「CX-3」

ここにきて日本市場に於けるマツダの足踏み状況が顕著になってきた。

今年に入り対前年の販売台数は急落。59.2%という激しい落ち込みを見せた5月の数字で驚いていたら、6月になって一段と落ち込み、54.4%だという。昨年6月の半分しか売れていないということになる。

今年前半の累計も74.7%と25%ものダウン。売れ行き急減の理由はいくつか挙げられるけれど、最大の課題だと思われるのが新車効果に頼った販売戦略だと思う。

毎年出していた新型車の売れ行きを調べてみたら、1年程度で落ちてしまう。メディアの露出が少なくなるのと比例している。

「値引きしてまで売りたいと思わない!」

マツダ「CX-3」」

なぜか?

ここにきてマツダは値引きを極端に絞ってきた。マツダに聞くと「値引きしてまで売りたいと思わない!」と強硬。どうやら値引きの本質が理解出来ていないようだ。

マツダ低迷期でも付き合ってくれた顧客層に対しても頑として値引きはしない模様。買えない客は長年マツダを乗ってきてくれた顧客でも手放しているようなのだ。

また、中古車市場を分析すると新型車は大きなマイナーチェンジまで高い相場をキープしている。中古車と新車が同じモデルだからだ。

けれどマイナーチェンジを行えば型式遅れになってしまう上、中古車の流通台数増え、相場は明確に落ちてしまう。

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国沢 光宏
筆者国沢 光宏

1958年生まれ。ベストカーガイド編集部員を経て自動車評論家に。空気を全く読まず言いたいことを言い、書きたいことを書くので自動車メーカーから嫌われている。現在所有しているクルマは日産 リーフやトヨタ MIRAIなど多数。趣味はラリーに出場すること。人気のない(本人談)Webサイトを運営中。記事一覧を見る

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