マツダ新型ロードスターの先行商談予約スタート!滑り出し2000件は多い?少ない?
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:小林岳夫
ロードスター人気は凄い!異例となる商談予約をスタート!!
マツダの新型ロードスター(ND)の商談予約が3月20日から始まった。現時点で受け付け件数は2000件少々とのこと。この数字、多いか少ないか?マツダの自己評価からすれば「2000件以上もの予約」らしい。しかし客観的に考えてみたら、予想していたよりずっと少なく感じる。
そもそもマツダだって「ロードスターの人気は凄い! 普通に商談を始めたら大混乱する」ということから、異例となる商談予約の申し込みという方法を取ったのだろう。もし2000件なら通常通りの販売方法で問題ない。
そもそも今回行ったのは「商談予約の申し込み」であり契約開始でない。マツダのディーラーは1000店舗。1店舗2台。そして月に1000台程度なら生産出来るはず。おそらくプリウスなどのように発表直後に納期1年みたいな受注状況を想定していたのだと思う。
「一桁違うのでは?」
実際、他のメーカーのチーフエンジニア級の方や、マーケティング担当の人に聞くと「一桁違うのでは?」。改めて状況を確認したが、やはり2000件だった。自動車業界の人で「立派な数字」と評価した人は1名だけ。客観的に評価すると「ウナりを上げるような大空振」となる。
一方「クルマの仕上がりや魅力に問題あるのか?」と聞かれたら、そんなことありません、と答えたい。自動車ジャーナリストの皆さんが絶賛する通り、素晴らしいクルマだと思う。ただ私は2点を持って難しいと考える。
まずは一つ目は価格で、売れ筋グレードに必要な装備を付けた総支払い価格が320万円だとあまりにも高い。二つ目に、高い価格をハネ返すくらいの「飛び抜けた魅力」を持ってはおらず…。今のままだと新型ロードスターは日本仕様に限り6月と言われる発売直後から生産調整しなければならなくなる。
同じような状況になりそうなのが本日3月30日発表のホンダS660(エスロクロクマル)。軽自動車なのに総支払額で250万円近い。クルマは魅力的ながら、商品として考えれば厳しいと思う。
ここにきてユーザーのことを考えていないクルマが多くなってきた。ホンダのジェイドとグレイスは、デビュー直後に失速。生産調整に入ったものの間に合わず、今や在庫車の置き場所に困っているほど。
一方、アルファード/ヴェルファイアのように強気になっても売れる車種もある。商品戦略が重要と考えます。
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