おすすめの洗車機を選ぶコツ!|使い方からタイプ別のメリット・デメリットまで
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洗車機ってどんな種類があるの?
目次
コイン洗車機には主に、車を機械にセットしてドライバーは外で待つ「門型(全自動型)」、車に乗ったまま洗車を行うことができる「ドライブスルー型」、そして高圧洗浄機を使って自分で洗車を行う「高圧洗車型」があります。
門型洗車機とは
門型は洗車機本体にパネルがあり、水洗いやシャンプー洗車、ワックス洗車などのコース選択や、車種や付属品の有無といった選択操作を行うことができます。比較的狭いスペースに設置できるため、ガソリンスタンドで多く見られるタイプです。
ドライブスルー型洗車機とは
ドライブスルー型は洗車機の手前に操作パネルがあり、信号や音声案内に従って車を動かします。どちらも洗浄、すすぎ、乾燥は全自動で行われますが、すすぎ終わった水は基本的にエアーで飛ばすだけ。きれいな仕上がりにするためには終了後に拭き上げスペースに移動し、備え付けの布を使って自分で拭き取る必要があります。
高圧洗車型洗車機とは
高圧洗車型は洗浄から吹き上げまで全て自分で行うタイプで、専門の洗車場によく見られます。全自動の門型やドライブスルー型に比べ、洗車作業に労力が必要ですが、車の下側やホイールなどの細部までていねいに洗うことができるメリットがあります。
ガソリンスタンドに設置されている洗車機
前述したとおり、ガソリンスタンドには洗車機が設置されていることがよくあります。車を運転する方なら、給油の際に見かけることも多いのではないでしょうか。
ガソリンスタンドの洗車機を利用するときには、店舗独自のキャンペーンが実施されているかどうか確認してみましょう。ガソリンスタンドによって、お得に洗車できる回数券が発行されていたり、特別な料金プランが設定されている場合があります。洗車専門の施設よりお得に洗車できる可能性もあるので、洗車をするときは是非チェックしてみてください。
洗車機のブラシの種類
現在、ガソリンスタンドや洗車場に設置されている洗車機の90%以上は、柔らかいウレタン素材か、不織布のブラシを使用しています。かつてはポリエチレンや特殊ゴムで作られた細くてやや固いブラシを使用する洗車機が多かったのですが、現在では減少しています。いずれの種類のブラシも車の塗装より柔らかい素材で作られているため、基本的にボディに傷がつくことはほとんどありません。
洗車機で傷がついてしまう場合とは
洗車機のブラシで傷がつく条件として2点あります。まず塗装上のワックスやコーティング層にブラシのあとが残ることで生じるもの。これは「ローリングキズ」と呼ばれる輪状のもので、厳密には塗装面についた傷ではありませんが、洗車後に発生しやすいものです。もう1つは汚れが激しく、ボディ上の細かい石や砂、泥がブラシによってこすれてしまって生じる傷です。これは洗車機にかける前にあらかじめ水をかけて、汚れを流しておくことで事前に防ぐことができます。
このように、ブラシタイプの洗車機による傷のリスクはゼロではありませんが、リスクはかなり低いといえるでしょう。どうしても傷が心配という人は、高圧の水流で洗うノンブラシ型の洗車機がオススメですが、汚れが落ちにくく、特に細かい部分は手洗いが必要ですので、手間が必要となります。
洗車機のメニューの選び方
洗車機のメニューは、基本的に洗車のコースと付属品の選択になっていて、使い方は操作パネルの指示に従うだけ。洗車コースは水洗い洗車、シャンプー洗車などの洗い方の種類と、ワックス洗車、コーティング洗車など保護材の種類があり、ワックスやコーティングは洗車機メーカーごとにさまざまな名前がついています。違いがわかりにくければ、ガソリンスタンドや洗車場の店員さんに使い方を尋ねるといいでしょう。
洗い方の選択については、わずかな汚れであれば水洗いでも大丈夫です。泥汚れや油汚れで黒ずんだ部分がある場合は、シャンプー洗車を選択しましょう。最近ではクリーミーな泡で汚れを浮かす泡洗浄や、雪道を通ったあとに実施したい下部洗浄、高圧ブラシによるタイヤ・ホイール洗浄などのオプション機能が付いた洗車機も登場しています。ワックス・ポリマーやコーティングは、汚れから車のボディを守るための膜をつくるもの。コーティングを選択した方は効果を持続させるため、次回も同じメニューを選択しましょう。ボディを長持ちさせるためには、月1回くらいの頻度でワックスやコーティングを実施するのが理想です。
洗車機を使うときの注意点
付属品はリアワイパーやミラー、アンテナなど装備している機能を必ず選択しましょう。ブラシなどの圧力で破損する危険性があります。また選択した部分はブラシが当たらないため、あとから手洗いする必要があります。なお、購入時にガラスコーティングをかけた車の場合、コーティングの上から油性やフッ素系のワックスをかけると塗装が変色したり、ボディに傷がついたりすることがあるの注意してください。
洗車場やガソリンスタンドには、洗車に必要な装備はほとんど揃っていますが、これらのグッズを持っていくとより洗車が快適になるでしょう。
拭き取り用のタオル
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拭き取り用のタオルは拭き上げ場所に置いてあることがほとんどですが、室内用のタオルはないことが多いです。そのため、洗車といっしょに室内も拭きたい人は持っていった方がいいでしょう。また、洗車場にあるタオルは不特定多数の人に使われてくたびれていそうだから使いたくない、というような人も、持っていった方がいいかもしれません。
洗車用にタオルを用意するなら、マイクロファイバータオルがおすすめです。マイクロファイバータオルは極細の化学繊維で編まれていて、吸水性が高く汚れを落とす力が強いことが特長です。
ホイール用のスポンジ・ブラシ
カーメイト 洗車用品 ホイールクリーナー スポンジハンマーヘッド パープルマジック C75
洗車機だけではなかなかきれいにならない場所が、ホイールです。特殊なデザインのホイールになればなるほど、スポークのすき間が細かくなり、簡単には汚れが落ちないものです。そんなときは、スポンジやブラシでこすって汚れを浮かせるようにしましょう。汎用のスポンジを使ってもよいですが、ホイール用のものは柄が長くホイールの細かい部分までこすれるようになっているので、便利です。
ハンディクリーナー
せっかく洗車をするのなら、車内のチリも掃除しましょう。洗車場によって掃除機を貸してくれる場合もありますが、貸し出しサービスがない洗車場もあります。最寄りの洗車場に掃除機が無いのなら、ハンディクリーナーをチェックしてみてもよいですね。 ハンディクリーナーを選ぶ際は、サイズやバッテリーの持続時間を比較して、車内の掃除に適したモデルを選びましょう。
手洗い洗車用スポンジ
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こちらは洗車機ではなく、洗車を手洗いで行う際に必要な洗車用スポンジです。
手洗い洗車の場合、車に傷をつけるかつけないかは、まさにあなた次第なので、できるなら車を優しく洗えるスポンジの方がいいですよね。このスポンジは、車の塗装面を傷つけないようやわらかくできているだけでなく、洗剤がよく泡立つので、汚れをしっかり落とせます。
手洗いで洗車をするときは
手洗い洗車という選択肢
洗車のやり方には、洗車機を使わない手洗いという方法もあります。
手洗い洗車ならではのポイントとして、ボディの細かい部分まで洗うことができるというメリットがあります。車のボディには細かい凹凸が意外と多くあるので、細かい部分までこだわって洗いたいのであれば手洗いがおすすめです。愛車を至近距離から観察する機会になるので、ボディの異常やトラブルに気がつくことが出来るのも、手洗い洗車の良いところです。
車を手洗いするときの注意点
気をつけていただきたいのは、手洗い洗車の場合も傷がついてしまうリスクがゼロではないということです。むしろ、正しい手順を踏まずに洗車をすると、洗車機よりも傷を付けてしまう可能性すらあります。
手洗いで洗車をするときに傷がつく要因は様々な場合が挙げられますが、代表的なものは、チリや汚れを車にこすりつけてしまい傷がつくパターンです。カーシャンプーをつけたスポンジを車に当てるその前に、車に付いている汚れは十分に取れているでしょうか?また、スポンジ自体に汚れはついていませんか?どちらも車体表面に汚れを押し当てて塗装面を傷つける原因となってしまうので、手洗い洗車を行う際は、1つ1つの手順を丁寧におこなうべきです。
それでは、手洗い洗車の特徴をふまえた上で両車のメリットを比較しましょう。
洗車機のメリット
洗車機のメリットは、時間や労力と環境性能でしょう。機械で洗ったあとの拭き上げの時間を考慮しても、手洗い洗車の半分以下の時間で終了しますし、水や汚れで服が汚れにくいという長所もあります。また、手洗い洗車に必要な水の量は約150Lであるのに対し、最新型のブラシ型洗車機の使用量は40L程度。環境面でも優しくなっています。
手洗い洗車のメリット
一方で、前述したとおり手洗い洗車は機械では洗いきれない細かい部分まできれいにできるというメリットがあります。傷のつきやすさという点では、洗う場所や条件によって一長一短がありますが、洗車機のブラシがボディに与える圧力より、人の手による力のほうが圧倒的に強いため、間違った手順による手洗い洗車のほうが傷が付きやすいかもしれません。
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