autoc-one.jp 記事・レポート 新車情報 新車比較 ステップワゴン/エスクァイア/セレナを徹底比較 ~ファミリーに人気!Mサイズミニバン注目の3台~ 4ページ目

3台比較 2015/7/21 17:30

ステップワゴン/エスクァイア/セレナを徹底比較 ~ファミリーに人気!Mサイズミニバン注目の3台~(4/4)

ステップワゴン/エスクァイア/セレナを徹底比較 ~ファミリーに人気!Mサイズミニバン注目の3台~

走行安定性と乗り心地が優れ買い得度を強めた

ホンダ ステップワゴン 1.5 スパーダ クールスピリット ボディカラー:プレミアムスパイスパープル・パールホンダ ステップワゴン 1.5 スパーダ クールスピリット ボディカラー:プレミアムスパイスパープル・パール

「ステップワゴン」の運転感覚で注目されるのは、エンジンを1.5リッターのターボにしたことだ。

エンジンの負荷が軽い時は、小さな排気量を生かして燃費を節約する。動力性能が必要な時はターボが積極的に作動して、2リッターエンジンと同等以上の駆動力を得られるようにした。

1,500回転付近で軽くアクセルペダルを踏み増した時などは、動力性能の高まり方が若干緩慢でターボの特性を感じるが、この回転域を超えると違和感はない。常に十分な駆動力が発揮されて運転しやすい。

走行安定性と操舵感は、ミドルサイズの背の高いミニバンの中では優れた部類に入る。前述のように床が低く、現行型はボディ各部の構造を見直して剛性も高めた。カーブを曲がる時は車両の前側が少し下がる姿勢になり、背の高いミニバンでありながら運転感覚はワゴンに近い。

またボディの各部を強化したことでサスペンションが適正に働き、乗り心地も向上した。特にスパーダには専用タイプの足まわりが備わり、走行安定性と併せて乗り心地の重厚感も増している。

試乗した「スパーダ クールスピリット」は17インチタイヤを装着。先代モデルの17インチタイヤ装着車は乗り心地が硬かったが、現行モデルは16インチタイヤ装着車と同等に近付けた。その分だけ17インチらしい機敏な動きも弱まったが、ミニバンではこのくらいの設定が好まれるだろう。

ミニバンの実用機能では、床下格納の3列目、リアゲートに内蔵された横開きの「わくわくゲート」など、荷室の周辺を充実させた。安全装備も先進的だから、目下のところサイズを問わず最も買い得なミニバンになっている。

ホンダ ステップワゴンの画像ギャラリーはこちら(走行シーン)

ミニバンとして馴染みやすい運転感覚が魅力だ

トヨタ エスクァイア 2.0 Gi ボディカラー:シルバーメタリックトヨタ エスクァイア 2.0 Gi ボディカラー:シルバーメタリック

「エスクァイア」の試乗車が搭載していたエンジンは、2リッターのノーマルタイプ。際立った特徴はないが、最大トルクの19.7kg-mを3,800回転で発揮するから、パワフルとはいえないものの扱いやすい。

登坂路ではエンジンノイズの高まり方が少し気になるが、アクセルペダルを深く踏み込まない巡航時は、4気筒エンジンとしては静かだ。

走行安定性は、背の高いミニバンらしく操舵感を穏やかに仕上げた。車両の向きが変わりにくく感じる場面もあるが、全般的に挙動が落ち着いている。

足まわりとタイヤの設定は「ヴォクシー&ノア」と同じだが、このチューニングは巧みで、動きは穏やかだが不自然な鈍さは感じない。

ただし乗り心地は、上級指向のミニバンとするなら、もう少し改善すると良いだろう。粗さを抑えて不快には感じないが硬さが伴う。もっと柔軟に仕上げて欲しい。

「ヴォクシー&ノア」との価格差は、装備の違いを補正すると実質的に5万円程度だ。この価格では見栄えの向上にとどまるのも仕方ないが、もう一歩踏み込んで走りの質感まで高まると、「エスクァイア」を選ぶ価値がさらに際立つだろう。

現時点では緊急自動ブレーキを作動できる安全装備が用意されないのは辛いところ。それでも3列目のシートまで含めて居住性は3車の中で最も快適だ。加えて内装も最も上質だから、多人数で移動する使い方に適している。

トヨタ エスクァイアの画像ギャラリーはこちら(走行シーン)

多彩なシートアレンジにミニバンの価値を見い出せる

日産 セレナ 2.0 ハイウェイスター S-HYBRID アドバンスドセーフティ パッケージ  ボディカラー:ブルームーンホワイトパール日産 セレナ 2.0 ハイウェイスター S-HYBRID アドバンスドセーフティ パッケージ  ボディカラー:ブルームーンホワイトパール

「セレナ」は先の項目でも触れたように、ライバル2車に比べて床が高い。

高重心のボディで走行安定性のバランスを取るため、操舵した時の反応が鈍めだ。なのでミニバンに不慣れなユーザーが運転すると、少し曲がりにくく感じるだろう。それでも16インチタイヤを装着した「ハイウェイスター」は、操舵感を少し自然な感覚に近づけた。

動力性能は、車両重量が1,600kgを超えるためにパワフルとはいえないが、2リッターエンジンの最大トルクは21.4kg-m(4,400回転)と比較的高い。力不足を感じにくく、エコモーターの採用でアイドリングストップ後の再始動音も静かだ。

乗り心地は、「ハイウェイスター」では足まわりの設定が標準ボディと異なり、タイヤが16インチになることもあって少し硬い。以前に比べると粗さを抑えたが、路上のデコボコを伝えやすい性格は残る。

一番の特徴は多彩なシートアレンジだ。2列目シートの左側には、左右方向のスライド機能も備わり、いろいろな使い方を可能にした。床が高いために乗降性はライバル2車に劣るが、ミニバンの機能は充実している。

また作動速度の上限が時速80kmになるものの、緊急自動ブレーキを作動できる安全装備を装着することもメリット。実用派のファミリーユーザーに適したミニバンだ。

3車を比べた結論をいえば、居住性/シートアレンジ/走行性能/安全装備などを総合的に見ると、設計の新しい「ステップワゴン」が最も優れている。とはいえ個別に検討すると、多人数乗車が快適な「エスクァイア」、車内を多彩に変更できる「セレナ」という具合に、性格がそれぞれ異なる。

ミニバンはどの車種も外観が似通って見えるが、機能は個性が豊かだ。背の高いミドルサイズミニバンの売れ筋車種は限られるので、比べて選ぶと良いだろう。

日産 セレナの画像ギャラリーはこちら(走行シーン)

ホンダ ステップワゴン 関連ページ

トヨタ エスクァイア 関連ページ

日産 セレナ 関連ページ

オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック! オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!

ホンダ ステップワゴン の関連記事

ホンダ ステップワゴンの新車記事の一覧。新型車や注目の自動車の解説記事、試乗レポートなど、オートックワンがお届けする最新の自動車記事をご覧になれます。

ホンダ ステップワゴン の関連記事をもっと見る

ホンダ ステップワゴン の関連ニュース

ホンダ 新車人気ランキング  集計期間:2017/8/21~2017/9/21

  • ホンダ

    新車価格

    142.9万円236.7万円

  • ホンダ

    新車価格

    131.5万円208万円

  • ホンダ

    新車価格

    188万円272.8万円