BMW 新型X3試乗レポート|事実上のX3.5か!?進化するBMW SUVヒエラルキー!読めないBMW SUVヒエラルキー!(1/2)
- 筆者: 小沢 コージ
- カメラマン:茂呂 幸正
ある意味ヒエラルキー無視! 今やサイズはラージSUV一歩手前!
BMWでは今やセダン&ワゴンの3シリーズもすっかり昔の5シリーズ的存在感になっちゃったし、ほとんどの車種がデカく上質化している。SUVも前と同じ文脈で語れなくなっちゃった、それもセダンと微妙に違うテイストで!って感じですわ。そう、BMW 新型X3ね。
ご存じ2000年デビューの初代X5の次に出たBMW SUVの第2ラインで、当時は3シリーズベースで全長4.5m止まりだったし、顔もジミ目でまだまだコンパクトSUVって呼べるレベルだった。
ところが先代の2代目でサイズ拡大、顔つきまでリッパになったと思ったら、今回新登場した3代目でさらに大型化。全長は遂に4.7m台に突入、ラージサイズの一歩手前になった上、全幅こそ大台の1.9mはギリギリ越えてないものの、狭い日本じゃかなり立派で、なによりプラットフォームが今回からセダンの5シリーズや7シリーズと共通化。存在感はハンパないけど、マジで本気の高級SUVになっちゃった感じなのよ。なんせ価格も完璧600万円台だし。
っていうか、下のX1が初代から3シリーズベースだった上、今やFF化して室内拡大。全長4.4m台のSUVとしては十分以上の実用性と押しの強さと高いコストパフォーマンスを発揮。その分、X3はより上質化して、事実上の“X3.5”を目指す!ってな方向なのかもしれません。
全体的にマッチョな雰囲気!押しの強さも“X3.5”だ!
まずビックリするのは顔の迫力で、グリルは以前より丸く大きくなってライトも以前より全体的に丸みを帯び、一時の甲殻類系デザインから確実に離れてきている感じ。ヘッドライトも左右目が離れてて押しは強いけど、個人的には前の方がシャープで好きだった。とはいえ、これはこれで慣れちゃうんだろうけど。
リアも明らかに膨らみを帯びてマッチョ化。ここは好みが分かれるところかもしれません。
一方インテリアは上質の一言。前のX3も悪くなかったけど、この世代からより全体のクオリティが増していて、本革の質感、アルミ風金属パネルの質感も文句ナシ。特にドア、インパネ、シート回りのステッチの入り方は手作業的風合いさえ感じられて高級車の領域。サイズ的にもリアシートは身長176cmが楽勝で座れ、リクライニングも付いていて文句ナシ。ラゲッジも550リットルともはや大型ワゴン要らずなレベルにまで拡大している。
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