BMW 4シリーズグランクーペ 海外試乗レポート /石川真禧照(2/2)
- 筆者: 石川 真禧照
4気筒2リッターターボに試乗
6月21日の日本国内での販売開始を前に、スペインで行われたプレス試乗会に参加し、ハンドルを握ってきた。
試乗したのは「4シリーズグランクーペ 428i」。4気筒2リッターターボ245psエンジンと8速ATを組み合わせている。2ドアクーペと同じボディスペックだが、ドア幅が狭いのでフロントの乗降性が良い。室内もフロントウインドの傾斜は2ドアと同じだが、圧迫感はない。さらに、リアシートは着座位置は高めだが、足元も狭くはない。背もたれの角度はクーペよりも立っているので座りやすい。身長165cmまでなら十分に実用になる。
リアシートは背もたれが2:1:2に分割、前倒しできる。この状態だと容量は1300リットルになる。ちなみに3シリーズGTは1500リットルだ。リアエンドのドアはルーフまで大きく開くハッチゲート。このゲートはバンパー下につま先を入れるとセンサーが反応し、自動的に開くオートマチック・テールゲート・オペレーションを装備している。ゲートの開口部は地面から670mm。これはGTよりも30mm近く低い。
スタイリッシュで実用性が高い
走り出して気が付くのは、走りの重厚感と軽快感。
4シリーズの2ドアクーペよりも約80kg重いのだが、0~100km/hを7秒台で走り抜けた。これは2ドアとほぼ同じタイムだ。ハンドリングもアダプティブサスを装着していないモデルでも、セダンよりも硬めのサスは、コーナーでもよく踏ん張ってくれる。
試乗中は晴れ、雨、スコールと路面状態がくるくる変わる状況だったが、スコールの高速道路でも直進性は安定していた。3のGTはリアに可変スポイラーが付いている。しかし、4シリーズグランクーペにはない。その理由をデザイナーに聞くと「このボディにスポイラーは必要ない。空力がとてもいいんだ。」というこたえが帰ってきた。
車両本体価格は3のGTよりも約20万円ほど高いが、スタイリッシュで実用性の高い4シリーズグランクーペはこのクラスの新しい魅力を感じる。日本でも人気モデルになりそうな予感がする。
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