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試乗レポート 2013/4/2 20:04

アウディ 新型 R8・R8スパイダー 試乗レポート/松田秀士(3/3)

アウディ 新型 R8・R8スパイダー 試乗レポート/松田秀士

0→100km/h加速、わずか3.6秒!

アウディ 新型 R8 クーペ 5.2 FSI クワトロ 試乗レポート6アウディ 新型 R8 クーペ 5.2 FSI クワトロ 試乗レポート7

ではさっそく走り出そう。

ピットロードを後にフルスロットルにすると、低中回転域から強烈な加速Gで身体がシートに押し付けられる。フルタイム4WDであるクワトロシステムだからこそホイールスピンは最小限に、余すことなく530Nmの極太トルクを地面に伝える。もったいない!とタイヤが囁いているかのように貪欲にパワーを地面に喰わせる。0→100km/h加速3.6秒は伊達ではない。

4年前の富士スピードウェイでの走行では高速コーナーリングでのダイレクト感、超高速域からのフルブレーキングの安定感を味わったが、ここ袖ヶ浦フォレストレースウェイはテクニカルな低中速コース。それでもストレートエンドでは200km/hを記録した。私がこのコースで200km/hオーバーを記録したのは、ランボルギーニ アヴェンタドール以来だ。

巧みな統括制御により、誰でもサーキット走行が愉しめる

アウディ 新型 R8 クーペ 5.2 FSI クワトロ 試乗レポート4

低中速のコーナーリングは、スムーズに繋がるトランスミッションのおかげで、減速しながらのコーナー進入でもしっかりとパドル操作に反応してくれる。だから、ギリギリまでブレーキングを遅らせてコーナーに飛び込める。このときのABSやESP(スタビリティコントロール)の制御が素晴らしいので、スピンモードにはほとんど陥らない。ESPをOFFにしない限りはきっと誰でもサーキット走行が楽しめるはずだ。

プロレーサーの目から見ると、4WDのトルク配分をリヤ寄りに設定しているため、アンダーステアが小さく後輪駆動車に近いハンドリングを達成している点が、このタイトなサーキットではとてもスポーティーに感じられる。

近所のお買い物からサーキットまでこなすマグネライドの実力

アウディ 新型 R8 クーペ 5.2 FSI クワトロ

ブレーキはスチール製とセラミック製の両方を試したが、効きに大きな差は感じられなかった。ただし、バネ下重量はセラミックの方が軽く感じられ、ハンドリングの応答性が高くなる。公式には、ヘリを波状にして軽量化したスチールローターとセラミックローターの重量差はないというが、私にはそうは感じられなかった。これは、スチール製はフロント8ピストン、リヤ4ピストンのキャリパーを採用するのに対して、セラミック製ではフロントが6ピストンとやや小型であるからではないだろうか。

また、サスペンションにはV10モデル標準装備の磁性体を採用するマグネライド(ダンパー)が装着されている。ノーマルとスポーツモードをボタン一つで瞬時に切り替える優秀なシステムだ。ノーマル時の乗り心地はそれこそ近所のスーパーにも苦もなく運んでくれるほど心地良い。しかし、サーキットではスポーツモードだ。ノーマルモードだとハードブレーキングで接地性が悪くなる。

いつでもどこでも愉しめるレーシーなV10サウンド

アウディ 新型 R8 スパイダー 5.2 FSI クアトロ

R8は、エンジン回転数が高回転域に達すると排気管のフラップが開き、高音のレーシーなエクゾーストノートが楽しめる。さらにトランスミッションのタイミングを早めるスポーツモードのボタンを押せばこのフラップは低回転でも開くので、いつでもレーシーなひとときが過ごせる。周りの迷惑を気にしなければだが。

実はスパイダーモデルでは幌を閉じた状態でもリヤウィンドウを開けることができるので、このエンジン音を楽しむことができるのだ。心憎い設計だ。

アウディ 新型 R8 スパイダー 5.2 FSI クアトロ 電動ソフトトップ開閉シーン1アウディ 新型 R8 スパイダー 5.2 FSI クアトロ 電動ソフトトップ開閉シーン3アウディ 新型 R8 スパイダー 5.2 FSI クアトロ 電動ソフトトップ開閉シーン5アウディ 新型 R8 スパイダー 5.2 FSI クアトロ 電動ソフトトップ開閉シーン7アウディ 新型 R8 スパイダー 5.2 FSI クアトロ 電動ソフトトップ開閉シーン8

スパイダーでも問題なくサーキット走行を満喫出来る!

松田秀士さんアウディ 新型 R8 スパイダー 5.2 FSI クアトロ

そのオープンモデルのR8 スパイダーでもサーキットを攻め込んだのだが、驚くほどボディーがしっかりとしている。オープンにして走ってもガタピシなどほとんど感じられないし、ハンドリングも全くクーペモデルに劣るものでもない。

カーボン素材などを取り入れたこのトップ自体の重量は42kgと軽量。速度が50km/h以下であれば開閉が可能で要する時間は19秒だ。R8のベースとなるアルミニウムのスペースフレーム自体の重量がクーペモデルで210kgなのに対して、スパイダーモデルは216kgとその差は6kg。それでいてこの剛性感には驚かされる。ちなみにクーペの車両重量は1560kg(ドイツ仕様のベーシックモデル:6速MT)で、スパイダーの1660kg(同ドイツ仕様)と100kgの差がある。

シートを標準モデルでももっとレーシーなデザインにしてほしい、というセコイ注文はあるにせよ、新しいアウディ R8は近所でもサーキットでもマルチに使いこなせるスーパーカーに昇華した。もう脱帽である。

[レポート:松田秀士/Photo:茂呂幸正]

アウディ 新型 R8 クーペ 5.2 FSI クワトロ 試乗レポート5アウディ 新型 R8 クーペ 5.2 FSI クワトロ 試乗レポート3アウディ 新型 R8 スパイダー 5.2 FSI クアトロ 試乗レポート1アウディ 新型 R8 スパイダー 5.2 FSI クアトロ 試乗レポート7アウディ 新型 R8 クーペ 4.2 FSI クワトロ

Audi NEW R8 Coupe 5.2 FSI quattro 主要諸元

アウディ 新型 R8 クーペ 5.2 FSI クワトロ

全長x全幅x全高:4440x1930x1250mm/ホイールベース:2650mm/車両重量:1710kg(6速MT車:1690kg)/駆動方式:フルタイム4WD「クワトロ」/エンジン種類:V型10気筒DOHC/総排気量:5204cc/最高出力:525ps(386kW)/8000rpm/最大トルク:54.0kg-m(530Nm)/6500rpm/トランスミッション:7速 Sトロニックトランスミッション(6速マニュアルトランスミッション)/タイヤサイズ(前)235/35R19/(後)295/30R19/車両本体価格:2119.0万円(6速MT車:2049.0万円)[共に消費税込み]

筆者: 松田 秀士

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