エンジンに活！を入れると調子が良くなるって本当？

エンジンに活！を入れると調子が良くなるって本当？

「間違えっぱなしのクルマ選び2007」を読んで、テリーさんと清水さんの話に大爆笑しながら、お二人が高得点を付けていたキューブ・コンランがどうしても欲しくなり、中古で買いました。

外はクリーム色・シートは赤革・走行距離8千キロ弱・女性ワンオーナーのコンランです。

そこで質問ですが、以前の清水さんの記事で、「中古車を買ったら、アクセルをベタ踏みにするなどしてエンジンにカツを入れると、驚くほどエンジンの調子が良くなる」というのを読んだ記憶があるのですが、本当なのでしょうか？他にも何かアドバイスがあれば、よろしくお願いします。（きんちゃんさん）

其の疑問、MJブロンディがお答えいたします！

きんちゃんさんはスバラシイです。

キューブ・コンランは私の憧れのクルマです。それをわざわざ中古で探して買われたとは、本当にステキです。

さて、ご質問の「中古車にカツ！」の件ですが、これは、エンジンの回転の伸びが鈍いなど、調子がいまひとつだと感じた中古車の場合は、有効だと思います。もちろん、調子がいまひとつかどうか、比べようがなくてわからない場合もありますから、とりあえず試してみる価値はあるでしょう。

きんちゃんさんが購入されたコンランは、女性のワンオーナーで走行わずか8千キロということですから、おそらくご近所の買い物程度にしか使われていなかったのでは？エンジン性能を使い切ったことなど、一度もない可能性が高いです。

こういうクルマの場合は、ある意味、慣らし運転もまだ、みたいなものです。まだ社会の厳しさを知らない学生さんですね。なので、全開加速でカツを入れてやると、見違えるように働くようになるかもしれません。

エンジンにカツ！を入れる具体的な方法ですが、私は空いた高速道路を使います。

そして、ATのギアを2速や3速などに固定して、4,000rpmから6,000rpmあたりまでのアクセル全開加速→エンジンブレーキによる減速を繰り返します。かなりの特訓ですので、前後の車間距離があるところで、安全に注意してやりましょう。

これをしつこく何十回か繰り返したところ、私が買ったプジョー306カブリオレ（女性ドライバーのワンオーナーもの）のエンジンは、見違えるように吹け上がりがよくなりました。

その後このクルマは、いろいろな人に運転してもらいましたが、「えっ！？このプジョー、やたらトルクあるね」と絶賛されました。特訓の成果恐るべしです。

クルマも人間も、使っていなかった部分は衰えます。クルマの場合、カーボンやスラッジがたまってしまいます。そこにカツを入れることで、回りをよくしてやるんです。

ただ、もともと調子がいいクルマにこれをやっても、体感できる効果はありません。

「効けばもうけもの」くらいのつもりで、やってみてください。

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