【エコカー補助金】補助金が終了してしまった後のオススメのクルマはどれ?(輸入車編)

【エコカー補助金】補助金が終了してしまった後のオススメのクルマはどれ?(輸入車編)
フォルクスワーゲン TSIエンジン フォルクスワーゲン ポロ アウディ A4アバント BMW ミニクーパーS プジョー 308CC BMW 320i 画像ギャラリーはこちら

【エコカー補助金】補助金が終了してしまった後のオススメのクルマはどれ?(輸入車編)

輸入車の場合は、もともとエコカー減税の対象車は限られて、「補助金のみ」というモデルが多数を占めていました。

補助金が終わった今、その分苦しい立場に立つかと思ったら、実はそうでもありません。もともと輸入車はクルマ好きが買うもので、減税や補助金に左右される部分が少ないからです。

逆に補助金が終了した今は、減税やら補助金に関係なく好きなクルマを買うチャンス!と言えるでしょう(気分的には)。

フォルクスワーゲン TSIエンジン
フォルクスワーゲン ポロアウディ A4アバント

好きなクルマを買うチャンスなら、好きなのを選べばいいだけなので、それこそオススメもクソもないわけですが、しかしあえて個人的にオススメしたいのは、国産にはほとんどラインナップのない「ガソリン直噴過給エンジン搭載車」です。

小さな排気量に最新の直噴ターボを組み合わせて、パワーと燃費を両立するという謳い文句にウソはありません。減税対象だろうとなかろうと、燃費はウソを付きませんし、低い回転からモリモリとトルクが出る分、日常的にそのパワフルさを楽しむことができるのがステキです。

ガソリン直噴過給エンジンの本家本元と言えば、フォルクスワーゲン/アウディです。フォルクスワーゲンは「TSI」、アウディは「TFSI」というのがガソリン直噴過給エンジン搭載車。

エコカー減税の対象になっているモデルも多く、非常にオススメです。

BMW ミニクーパーSプジョー 308CC

次にBMWミニとプジョー/シトロエン。

ミニはBMWが、プジョー/シトロエンはBMWとの共同開発で、1.6リッター4気筒のガソリン直噴ツインスクロールターボモデルをリリースしています。

ノンターボのガソリン直噴モデルもありますが、こちらはターボのような圧倒的なトルク感はなく、走りの魅力の点では大きく落ちるので、個人的には値が張ってもターボをオススメしたいですね。ミニならクーパーS、プジョーだと308CCと3008、シトロエンではC5セダクションが、ガソリン直噴ターボ+6速ATの組み合わせでステキです。ただ、このうちエコカー減税の対象車はミニクーパーSだけです。

エコカー減税対象じゃありませんが、ボルボもXC60に2リッターFFのガソリン直噴ターボエンジン搭載モデルを投入しました。今後は1.6リッター直噴ターボもS60、V60に積まれて登場する予定です。

これまたエコカー減税「なし」ですが、アルファロメオ・ミトに新たに積まれた「マルチエア・ターボ」も注目です。これは直噴ではないんですが、BMWのバルブトロニックをさらに進化させたような「電子制御油圧バブルコントロールエンジン」で、しかもアイドリングストップ機能付き。アルファというとメカニズムは古典的というイメージがありますが、最先端です。

現在は6速MTのみですが、ツインクラッチ式AT(2ペダルMTとも言いますね)の「TCT」も、年内には日本に導入されます。

せっかく高いお金を出して輸入車を買うなら、独自の先端技術を導入したモデルを買った方がウレシイのでは?と私は思うのです。

ガソリン直噴ターボ車は、パワー/トルクだけでなく、長距離巡航では燃費計を見るのが楽しみになったりします。

MJブロンディの「ひとりごと」

BMW 320i

その他、ターボではなくNAの直噴ですが、BMW 320iもイイ。

リーンバーンなどさまざまな技術を投入した結果、マニュアルモデルは10・15モード燃費なんと18.4km/L! 輸入車としては驚くべき数値です。

私はまだ試乗できてませんが、どんな走りでどんな実燃費なのか興味津々です。ただ、こんなに燃費がいい320iも、エコカー減税対象車じゃないんですよ。

それは低排出ガスの「星」がないから。日本とヨーロッパでは、排ガス基準が微妙に違いますからねぇ。

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清水 草一
筆者清水 草一

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。代表作『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高はなぜ渋滞するのか!?』などの著作で交通ジャーナリストとしても活動中。雑誌連載多数。日本文芸家協会会員。記事一覧を見る

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