6月から導入される高速料金の新制度をカンタンに教えて!

6月から導入される高速料金の新制度をカンタンに教えて!
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6月から導入される高速料金の新制度をカンタンに教えて!

高速道路の料金が変わるとニュースで聞きましたが、よくわかりません。

どう変わるのでしょうか?

其の疑問、「MJブロンディ」がお答えいたします!

高速道路イメージ

簡単に言えば、近くに行くときは高くなり、最大2.3倍に。逆にとても遠くに行くときは、特に平日は大幅に安くなります。

まず近くに行く時。

乗用車の場合、「70キロ以上走れば割安になる」と国交省は説明していますが、実はこれは、現在のETC割引を無視したトリックです。

確かに現金で料金を払っていた人はそうなりますが、ETCを使っていた約8割の利用者にとっては、別の結果が待っています。端的に言って、この料金体系では、いままでより損をする人が8割以上。得をする人は2割以下。全体としては2割ほどの値上げになります。

乗用車(普通車)に限って説明しますが、とても複雑なので、自分が主に使う部分だけ確認してくださいね。

<大都市圏を除く地方の高速道路の平日>

現在、全時間帯、なんらかのETC割引(最低3割引)がありますが、それが近距離に関しては全部廃止され、「上限2000円」に統一されます。平日の場合、これ以下の距離以下だと値上げ、以上だと値下げになります。

●深夜(夜中の12時~4時)なら約150キロ。

●通勤時間帯(朝6~9時と夕方5~8時)なら約130キロ。

●その他の時間帯なら約100キロ。

上記の距離が、現在2,000円で走れる距離です。つまりこれ以上走れば、遠くに行けば行くほど値下げになりますが、それ以下の距離はすべて今より値上げになります。最も値上げが直撃するのは、地方の近距離です。

地方では、通勤時間帯と深夜はこれまで5割引(通勤割引は走行100キロまで)でしたが、それが全廃され、ETCマイレージ割引もなくなるので、通勤に高速道路を70キロ以内使っていた人は、現在に比べて実質2.3倍の料金になってしまいます。たとえば御殿場から厚木にクルマで通っていた人は、現在の片道700円が1,400円に。しかもマイレージ割引(13.8%)もなくなるので、2.3倍になるというわけです。

ただし、今年度(来年の3月まで)は、激変緩和措置ということで、昼間の9時から5時までを除いて全時間帯で基本3割引(プラス上限2,000円)。通勤時間帯の御殿場―厚木間なら1,000円です。今年はまだ「少し高くなったな」と思う程度ですが、来年度からはキッチリ2.3倍になっちゃいます。

<大都市圏(東京・大阪の50キロ圏内)の高速道路の平日>

新料金では、平日の昼間で約80キロ、深夜で150キロが「上限2,000円」の境目になります。それ以下なら値上げ、それ以上なら値下げですが、昼間の走行に関しては今も割引がないので、被害(?)は地方に比べると軽めです。

<土日休日>

土日休日は、1,000円ポッキリだったのが2,000円ポッキリになるのでわかりやすいですね。

今回は、大都市圏もこの2,000円ポッキリに含まれることになったので、東京・大阪圏を突っ切る場合、意外なことに、以前より料金が安くなることが多いんです。たとえば東京から鹿児島まで行く場合、現在土日休日でも3,250円(昼間)かかりますが、それが2,000円になります。

<平日の長距離>

平日・休日に関係なく2,000円ポッキリになるので、平日の長距離は猛烈に安くなります。

東京―鹿児島間は、平日の朝7時に出て夜中12時前に到着すると、現在18,900円なのが2,000円!現金での利用だと27,000円が2,000円に!まぁ、そんなに走る人はあまり多くないと思いますが。

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清水 草一
筆者清水 草一

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。代表作『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高はなぜ渋滞するのか!?』などの著作で交通ジャーナリストとしても活動中。雑誌連載多数。日本文芸家協会会員。記事一覧を見る

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監修者MOTA編集部

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