【試乗レポート】トヨタ 新型 ヴォクシー・ノア、大人気の理由を竹岡圭が徹底試乗チェック!(2/3)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:和田清志
家族が使うミニバンだからこそ気になる! 使い勝手を徹底チェック!
さて、見た目は女子ウケするとして、やはりミニバンは使い勝手がよくなきゃダメですよね。運転席回りのポケッテリアも気になるところです。
注目すべきは深さのあるオープントレイ。これだけ深さがあると、ポンッと置いた荷物がブレーキ踏んだら飛んで行った~、なんていうトラブルもないと思います。そして引き出し式のカップホルダーもユニークですね。一見ただのカップホルダー、しかしカップ形状のステーを収納すれば500mlの紙パックも入るというのが、ママには必要不可欠なことらしいんですけど、こちらもきちんとクリア。きちんとリサーチして作られていることがわかります。
そして個人的に気になっていたのが、フル乗車状態で3列目の後ろにどれくらい荷物が積めるかということだったんですが、床下収納にかなり深さがあるので、予想以上にしっかり積めちゃいました。この状態で荷物が積めないと、イザという時の3列目が使いにくくなっちゃいますからね。3列目シートは、使いたい時にパッと使えないと意味ないですから。
サードシートの跳ね上げがさらに使いやすくなった
さて、ミニバンときたらシートアレンジも気になるところです。
まず3列目の跳ね上げが非常にやりやすい! これは嬉しいポイントでしょう。レバーをひとつ引くだけで脚部の折り畳みと跳ね上げが一度にできちゃうから、あとはベルトを止めるだけ。先代も結構やりやすかったですが、今回はもっと操作力が軽くなったのも高ポイントです。なおかつ、クォーターガラスにうまくはまるようにデザインされているので、畳んだ時のシートの出っ張りが少ないのは、荷物の積載量、見た目のスッキリ感ともにマル。
でもその分、シートが畳まれる位置が少々高いので、私の体格ではベルトを止めるのがちょっと大変でした。このあたりはもうひと工夫欲しいところではありますね。
新型ヴォクシー/ノア最大の見せ場は2列目シートのロングスライド
さて、その状態での2列目のロングスライド。これがイイんですよねぇ~。まずはサイドにスライドさせて、その後ビヨ~ンと後ろに810mmのロングスライド。するとLクラスミニバンでよくある寛ぎ空間が登場しちゃうんですから、これは感動モノです。とはいえ、いちばん後ろまで下げると、跳ね上げた3列目シートが気になるかなぁ~? と気がかりだったんですが、実際座っちゃうとそんなに圧迫感ナシ。
でもこれだけ空間的余裕があると、オットマンとか足置きとかいろんなものが欲しくなっちゃうところですけど・・・と思って改めてカタログをめくってみれば、しっかりディーラーオプションでオットマンの用意が! さらに跳ね上げた3列目シートの裏側に貼り付けるためのパット(リクライニングした際に枕代わりになっちゃう)まで設定されてる!! このきめ細かさがまたトヨタらしいところ。感心感心。
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