トヨタ ヴィッツ グレード比較(3/5)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:トヨタ自動車
1.3L系
1.3Lエンジンは2WD車用には2SZ-FE型が搭載され、4WD車には2NZ-FE型が搭載されている。パワー&トルクの数値は、前者が64kW/116N・m、後者が64kW/120N・mだから、ほとんど同じである。FFの2WD車はCVTと組み合わされ、4WD車は4速ATと組み合わされるため、そのマッチングの関係で異なるエンジンを用意しているが、エンジンの違いはあまり意識しなくて良い。
ヴィッツでは4WD車が設定されているのは1.3L車だけなので、4WDを必要とする積雪地のユーザーは必然的にこの1.3L車を選ぶことになる。2WDと4WDの価格差は16万3,000円なのでそれほど高くはないが、燃費が20km/Lから16km/Lへと2割ほど悪くなるので、温暖な地区のユーザーは2WD車を選べば良いだろう。
1.3L車に設定されているグレードはF、U、I'LL、RSの4グレードだ。Fは1.0L車にあったBに比べるといくらか装備が充実していて、UVカット機能付きプライバシーガラス、電動リモコン式カラードドアミラー、ワイヤレスドアロックリモコン、運転席バニティミラー、後席リクライニング&ダブルフォールディングシートなどが装備されるが、エアコンはマニュアルであるなど、まだ物足りない部分がある。
快適装備の充実度が高まるのがUで、15インチタイヤ、タコメーター、スマートエントリー、電気式バックドアオープナー、運転席・助手席バニティミラー、イモビライザーなどが標準となる。I'LLはUをベースにさらに個性的な専用の仕様を備えたグレードだ。専用エンブレムや専用のフロントグリル、ホイールキャップを備えるほか、本革巻きステアリングホイール&シフトレバーを装備し、シート表皮も本革&スエード調となる。
RSはスポーツ志向のグレードで、1.3L車でもアルミホイール、専用のLEDリヤコンビネーションランプなどによって外観に違いが設けられ、内装の仕様にも細かな違いがある。逆にスマートエントリーはオプション設定だ。またRSだけは1.3L車でも4WDの設定がない。
Fに対してUは16万8,000円高くなり、1.0Lの2WD車でも134万9,000円とかなり高い印象だ。またUとI'LLの価格差は6万3,000円あり、1.3Lの2WD車で147万5,000円と150万円近い価格になる。1.3RSは装備の出入りもあって142万3,000円の価格が設定されている。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。