トヨタ アルファードハイブリッド・ヴェルファイアハイブリッド 試乗レポート/渡辺陽一郎(2/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:島村栄二
上質な運転感覚と、時折見せる3リッタークラス並の動力性能
気になる燃費性能は、アルファードハイブリッド・ヴェルファイアハイブリッド共にJC08モードで「17km/L」(車両重量が2,110kg以上の仕様は16.2km/L)。10・15モード燃費は車両重量にかかわらず「19km/L」だ。
エスティマハイブリッドが18km/Lと20km/Lだから、それぞれ1km/L下まわるが、車両重量も100kg以上重い。
1.5リッターエンジンを積んだコンパクトカー、あるいはフーガハイブリッドと同等の燃費性能と思えば、十分に納得できるのではと思う。モーター駆動のみで走れる「EVドライブモード」なども設定され、ハイブリッドのメリットが味わえる。
アルファードハイブリッド・ヴェルファイアハイブリッドに試乗して感じた動力性能は、ノーマルタイプの2.4リッターとV型6気筒3.5リッターの中間的な位置付け。排気量でいえば2.7リッタークラスだが、走行状況によって印象が少し変わる。
巡航時にアクセルを軽く踏み増した時などは、即座にモーターが反応してエンジンをサポート。3リッタークラス並の動力性能を感じる。しかし高回転域の伸びはさほど活発ではなく、アクセルを踏み込んだ時は2.7リッタークラスだ。
それでも2トンを軽く超える車両重量ながら、力不足は感じない。エンジンノイズも直列4気筒ながら小さく抑えられ、上質な運転感覚を味わえる。
その半面、コーナーではボディの重さを意識する。装着されるタイヤが215/65R16(試乗車はトーヨートランパスR30を装着)ということもあるだろう。
車両重量とのバランスを考えると、もう少し扁平率が低いタイヤを選ぶ手もある。開発者によれば「18インチなども考慮したが、車両重量を無理なく支えるにはこのサイズになった」と言う。それでも重量級のLサイズミニバンを大人しく走らせる分には、16インチタイヤは快適だ。
実際、ノーマルエンジンを搭載した18インチタイヤ装着車は、やや芯のある硬さを感じる。
ボディの重い3.5リッターなら許容範囲だが、2.4リッターだと粗さも目立つ。その点、16インチタイヤを履いたヴェルファイア&アルファードハイブリッドなら、硬さはまったく感じない。路面のデコボコをしっかり吸収する。
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