こりゃコンパクトSUV革命!? ヤリスクロスはちっちゃいのに実力は高級車以上だった(3/4)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:茂呂 幸正
今や当たり前の先進安全装備は“超”がつくほど充実
さらに人気の(というかこの性能で売上が変わってしまうとも言われるほどの知名度を得た)予防安全パッケージ、トヨタセーフティーセンスもクラスを超えたレベルの充実だ。
歩行者(昼夜)、自転車(昼)検知機能付き、衝突回避タイプのプリクラッシュセーフティ、レーントレーシングアシスト、全車速追従機能付きのレーダークルーズコントロール、アダプティブハイビームシステムかオートマチックハイビーム、ロードサインアシスト、さらにオプションではあるけれど先行車発信告知機能まで!
正直コレ、ほんの数年前には高級輸入車にだってオプション装備だったもの。いや、今でも備えていない500万円オーバーのクルマはゴロゴロある。もう、なんということでしょう、としかいえないし、精度だって価格を感じさせない使用感の高さをきちんと保っている。
自動駐車機能と言っても良い「アドバンスドパーク」はヤリスにも搭載されているが、これも使いやすいし簡単だし精度もいいしで非常に満足度の高い仕上がりになっている。
トヨタじゃ珍しい斬新なボディカラーにも注目
それらを包むエクステリアも、しっかり独自モデルの風格がある。ヤリスはコンパクトハッチらしいキリッとした顔つきが、試乗なしの“ジャケ買い”を招いたほどなのだが、このヤリスクロスはどこかもう少し癒やし系。街に馴染む優しさをも併せ持っているようだ。
対してリアビューはヤリスにも、そしてどこかハリアーにも似た強さ。ボディーカラーのバリエーションも、トヨタがあんまり手を出してこなかったスモーキーカラーが用意されるなど、トレンド感もしっかり取り入れている。
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