トヨタ 新型ラクティス 新型車解説(2/2)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:オートックワン編集部
男になった新型ラクティス。海を渡って暴れてくるぜ!
機能面ではリアシートの使い勝手が向上している。女性でも簡単にワンタッチでリアシートをフルフラットにできる「6:4分割チルトダウン機構リアシート」を2WD車に標準装備。
女性が一人のときでも、気軽に大きな買い物ができるなど、とても便利な機能だ。
そんな大きなものを入れるときのラゲッジルーム開口部もクラストップレベルの広さ。
おまけにラゲッジは背の高い観葉植物など、長くて寝かせられないものもキチンと運べるように、ラゲッジの「アジャスタブルデッキボード(SとGに標準装備)」を12cm下に落とせるなどの工夫が施されている点も注目のポイントだ。
さて、そうは言ってもやはり一番の気になるポイントは、そう燃費。
新型ラクティスの燃費はリッター20km/l(1.5L/1.3Lの2WD)という数値をマークしているのだ。先代は18.6km/lだった為、まあボチボチの向上だ。ただ、1.5L(4WD)は、先代の14.8km/lから18.4km/lへと、こちらはかなりの大幅アップ!
トランスミッションを全車CVTへ移管させたことや、骨格となるシャシー重量を30kgも軽減させたなど、ロスのない変速機構とシェイプアップしたボディで、より高い低燃費を実現させたわけだ。家計を預かるお母さんにとっては泣けるような有難いお話だ。
エンジンも1.3Lと1.5Lという、今の日本ではちょうどいいサイズの排気量で、しかも走りは大人5人乗せてもパワフルかつとってもスムーズ。
それなのにエンジン音はとっても静かで、静粛性はクラストップレベルをマークしているのだ。
特にS(1.5L)ではパドルシフトと、専用チューニングを施したユーロサスペンション、それにアクティブな走りの後の冷却性能にも優れたリアディスクブレーキも装備するなど、足回りは特別なチューニングが施されている。
実は今回の新型ラクティス、なんと欧州デビューが予定されており、このために欧州ユーザーを唸らせる走りの味付けがされたということだ。
つまり車高を先代より約5cmも低くしたのは、低重心にして安定感ある走りを目指したという大きな理由がそこにあったからだ。
その為、乗員を守るWILコンセプトシートをはじめ、EBD付ABS&ブレーキアシストや、S-VSC&TRCなど、安全性能もバッチリ。果たしてこの新型ラクティス、日本と欧州ユーザーの目にはどう映るのか?今後の日本の自動車市場を引率するコンパクトカーだけにその動向が注目される。
※WILコンセプトシート(頸部傷害軽減シート)
※EBD付ABS&ブレーキアシスト(EBD:電子制動力配分制御/ABS:アンチロックブレーキシステム)
※S-VSC(ステアリングアシステッドビークルスタビルティコントロール)
※TRC(トラクションコントロール)
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