トヨタ 新型ポルテ/新型スペイド 新型車解説(2/2)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:茂呂幸正
バリエーション豊富なパッケージオプション
新型ポルテ/新型スペイドでは、それぞれボディカラーが8色ずつ用意され、このうち2色ずつが専用色で6色は両車の共通の色となる。
ユーザーはボディカラーのチョイスに続いけ、グレードを含めたフロントシートの選択をし、さらに6種類のパッケージオプションを装着するかどうかを決めることになる。
「ナノイー」パッケージ、スーパーUVカットパッケージ、スマートエントリーパッケージ、ドレスアップパッケージ、HIDパッケージ、ナビレディパッケージの6種類だ。
快適装備やアイドリングストップなど、選択の幅は大きい
グレードはベースグレードのVが1.3LのFF車だけの設定で価格は145万円。1.3L車には14インチタイヤが装着されるほか、上述の6種類のオプションが選択できないので、これは例外的なグレードと考えたほうが良さそうだ。
ほかにX、Y、F、Gの4グレードが設定される。このうちXには1.3Lと1.5Lのエンジンが搭載されるが、ほかのY、F、Gの各グレードは1.5Lエンジンが搭載されFFと4WDの選択が可能だ。
Xには2機種のエンジンが搭載されるが、Xの1.3Lエンジンにはアイドリングストップ機構が標準となる。ほかに細かな装備の違いが加わって価格はVの10万円高の155万円だ。
Xの1.5L車はエンジンの排気量が大きくなるが、アイドリングストップ機構がオプション設定になってタイヤが15インチになるなどの違いがあり、価格は159万円(4WD車は177万円)の設定となる。
YとFはXに対してシート表皮やシート形状、小物入れなどに違いがあって価格はともに164万円(4WD車は181万円)の設定。Yがベンチシート、Fがセパレートシートになる。
最上級グレードのGは価格が174万円になるが、スーパーUVカットガラス本革巻きステアリングホイール&シフトノブ、起毛トリコットのシート表皮、快適温熱シート、「ナノイー」&フルオートエアコン、フードサイレンサーなどの快適装備が設定されている。このグレードだけが飛び抜けて充実した仕様を備えるので、満足度を重視するならGを選ぶといい。
なお、安全装備は横滑り防止装置のVSC&TRCやEBD付きABS+ブレーキアシストなどが全車に標準で装備され、SRSサイド&カーテンエアバッグは全車にオプション設定されている。
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